2011年6月6日、英紙フィナンシャル?タイムズ（電子版）は「中國を一番に」と題した記事で中國が歴史上類を見ない“奇怪な大國”になろうとしていると論じた。中國?環(huán)球時報(bào)が10日付で伝えた。

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「世界最大の経済大國はすなわち、世界の最富裕國である」。つまり、その國民は世界で最も豊かである―と、多くの人は何の疑いもなく信じているであろう。しかし、中國が世界の経済大國として臺頭するにつれ、「國の富＝民の富」という方程式は崩れかけている。これまでの経済大國と異なり、中國は富と貧困を同時に抱えた國だからだ?，F(xiàn)在、中國の外貨保有高は3兆ドル。しかし國民の平均収入は米國の約10分の1となっている。

中國が世界最大の経済大國となっても、世界最強(qiáng)の國にはなれない理由がここにある。これまで世界唯一、最強(qiáng)の大國であった米國には実質(zhì)的な豊かさでは及ばず、國際社會における政治力でも、米國に代わってイニシアチブを握ることはない。國際連合も、世界銀行も、本拠地を構(gòu)えるのは米國だ。世界での影響力、技術(shù)力、ソフトパワー…どれをとっても中國が米國を上回ることはないだろう。

19世紀(jì)末以來、世界最大の経済大國であった米國。この事実から、歐米人は「経済大國たるためには民主國家でなければならない」との認(rèn)識を持っているが、中國はこれにも挑戦することになる。そして、そこに立ちはだかる大きな難関。今後も年8?10％成長を維持するために、経済面でも政治面でも従來路線からの方向転換を成功させなければならないこと。そして、人口問題や環(huán)境問題を克服していかなければならないこと?！钢袊闲屡d大國」「中國は爆発寸前の不安要素を抱える國家」との両極論を呼ぶゆえんだ。いずれにせよ、中國は歴史上未曾有の“奇怪な”大國になろうとしているということである。(翻訳?編集/愛玉)