2011年6月14日、ベトナム海軍が南シナ海で実弾を使った軍事演習(xí)を?qū)g施したことを受け、中國人民解放軍機(jī)関紙?解放軍報は「対立の激化は南シナ海問題の解決にはならない」と題した記事を掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

ベトナムが最近、中國の監(jiān)視船が同國の探査船を妨害し、「主権」を侵害したと理由もなく非難している。13日夜には同國が主権を主張する排他的経済水域（EEZ）內(nèi)のホンオン島付近で実弾演習(xí)も行った。このような紛爭をあおり、対立を激化させるやり方は問題の解決には全くならない。

この問題は一朝一夕に解決するものではなく、まずは雙方が誠意と忍耐を盡くし協(xié)力する姿勢で、話し合いによって適切に処理すべきだ。中國側(cè)はまさにこうした態(tài)度をとっており、中國外交部の洪磊（ホン?レイ）報道官も「中國側(cè)は一貫して南シナ海の平和と安定に力を入れており、関係諸國と共に努力して平和、友好、協(xié)力の海にすることを願う」と述べている。

南シナ海の島や礁を最初に発見したのは中國人で、周辺海域に対して爭う余地のない主権を保有している。だが、中國は常に全體に目を配った度量の広い態(tài)度を取り続けているのだ。中國人は早くも秦?漢時代、南シナ海で通商や漁業(yè)活動を開始。唐代にはすでに中國領(lǐng)としていた。明代でも行政の管轄範(fàn)囲に組み入れ、巡視のための役人も送り込んでいる。第2次大戦中は日本が占領(lǐng)したが、戦後、中國政府は軍艦と役人を派遣して取り戻し、広東省の管轄とした。

國際法上、こうした行為は主権行使にあたる。當(dāng)時、周辺國家は何の意義も唱えなかった。1958年、中國政府は領(lǐng)海聲明で「南シナ海は中國領(lǐng)」だと宣言したが、ベトナムの當(dāng)時のファム?ヴァン?ドン首相はこれに賛同を示した。ところが、1968年に國連機(jī)関が豊富な石油資源が埋蔵されていると報告すると、周辺國家は次々と主権を主張し、占領(lǐng)行為を取り始めた。

中國と周辺國家の領(lǐng)有権爭いはこうして始まった。爭いの発端は彼らが南シナ海の石油?天然ガスに欲を出したことであることは明白だ。（翻訳?編集/NN）