<中國人が見た日本>日本への義援金、なぜ臺灣が世界で最も多かったのか?

Record China    2011年6月16日(木) 20時12分

拡大

16日、中國のジャーナリスト、王錦思氏はブログに「臺灣はなぜ日本の震災(zāi)への義援金が世界一多かったのか?」と題した記事を掲載した。寫真は3月19日、臺灣のテレビ番組で行われた東日本大震災(zāi)の被災(zāi)地に向けた募金活動。

(1 / 4 枚)

2011年6月16日、中國のジャーナリスト、王錦思(ワン?ジンスー)氏はブログに「臺灣はなぜ日本の震災(zāi)への義援金が世界一多かったのか?」と題した記事を掲載した。以下はその內(nèi)容。

その他の寫真

未曽有の大震災(zāi)に見舞われた日本に、中國を始めとする國際社會が次々と支援の手を差し伸べ、気前よく懐のカネを出した。だが、多くの中國人にとって想定外だったのは、臺灣からの義援金が140億円にも達(dá)し、世界で最も多かったことだ。5月初め、筆者は東京で臺灣の友人數(shù)人と會い、この件について聞いてみた。彼らは率直に「中國本土の文化と比べ、臺灣は日本文化に近いからだ」と答えた。すべては心からの行動なのだという。

なぜそこまで日本に対する気持ちが強(qiáng)いのか?それは、李登輝元総統(tǒng)など日本植民地時代の教育を受けたお年寄りがまだ多數(shù)活躍していること。それから、馬英九総統(tǒng)は日本が植民地時代に臺灣農(nóng)工業(yè)に與えた「功績」を認(rèn)めているが、これは多くの臺灣市民の心の聲を代弁しているという。これに対し、植民地支配が與えた苦痛は気にしていないようだ。多くの臺灣市民は中國ではなく日本こそが東方文明國家の手本だと考えているらしい。

臺灣の人々は日本が大好きだ。行きたい國のトップももちろん日本。綺麗でオシャレだというのが1番の理由という。これを聞いた中國人は「自分の祖先を忘れたのか!」と罵るだろう。だが、臺灣の民衆(zhòng)も本土の人々は「理不盡で橫暴」だと思っている。良いと思うものはほとんどなく、流行に取り入れたいと思える文化もない。

要するに日本のことが心から好きだという気持ちが、募金額に現(xiàn)れたのだろう。中國本土では歴史的なわだかまりから、臺灣のような大々的な募金活動は行われなかった。だが、中國人がどんなに日本を恨み、震災(zāi)で被った損害をどんなに喜んでも、臺灣の人々の日本に対する思いは抑えられない。

いつまでも臺灣の人々を「祖先を忘れた」「敵と味方を取り違えた」と罵っているだけでは何も変わらない。それよりも、自分たちの社會を少しでも臺灣の人々に好きになってもらえるよう努力する方が先ではないだろうか。(翻訳?編集/NN)

●王錦思(ワン?ジンスー)

吉林省出身、北京在住のジャーナリスト。北京大學(xué)でメディア學(xué)を?qū)煿?。日中歴史問題や抗日戦爭史を研究課題としている。著書に「日本行、中國更行」。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜