中國に対する複雑な感情、よみがえる中華王朝への反感―ベトナム

Record China    2011年6月18日(土) 18時42分

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17日、中國紙は、ベトナム戦爭の記憶が薄れゆくなか、ベトナムではむしろ「中華王朝の侵略と暴虐な統(tǒng)治」の記憶がよみがえっていると指摘した。寫真はベトナム。

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2011年6月17日、國際先駆導(dǎo)報は「ベトナム人の中國に対する複雑な心理」と題した記事を掲載した。以下はその內(nèi)容。

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ベトナムの歴史をひもとけば、中國との深いつながりがよく理解できる。かつて1000年にわたり支配され、獨(dú)自の王朝ができたのは10世紀(jì)に入ってから。しかしその後も中國の朝貢體制に組み込まれていた。

19世紀(jì)末、フランス植民地になって初めて中國は正式に宗主國としての地位を放棄することとなった。ベトナムの歴史教科書には多くの民族英雄の事績が掲載されているが、その多くが中國の侵略と殘酷な統(tǒng)治に反対するために立ち上がった者たちだ。

中國との深いつながりと警戒感。この複雑な関係は今も続いている。ベトナム人は現(xiàn)在の中國を「強(qiáng)大な隣國」と呼ぶが、この言葉には中國への恩義と警戒心が入り交じっている。

もっとも中國の支援で米國を退けたベトナム戦爭の記憶は若い世代にはあまり受け継がれていないようだ。米國への敵意は薄れ、代わりに中國をより警戒すべき隣國とみなす人が増えている。

ベトナムのある大學(xué)生は「歴史的に見てベトナムは常に北(中國)の脅威にさらされていた。この意識は世代を超えて受け継がれている。現(xiàn)在の南シナ海問題でも、ベトナム人は遠(yuǎn)く離れた米國よりも近い中國のほうが脅威だと考えている」と語った。(翻訳?編集/KT)

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