2011年6月14日、華字紙?中文導(dǎo)報(bào)の楊文凱（ヤン?ウェンカイ）編集長(zhǎng)は「震災(zāi)後100日の日本、混亂と狼狽は変わらず」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?鳳凰博報(bào)に掲載した。以下はその概要。

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「國(guó)難」とされた3?11大地震から100日が経ったが、日本はまだその國(guó)難を乗り切ることはできていない。地震、津波、原発事故のもたらした空前の破壊と汚染だけでなく、政局の混亂からくる指導(dǎo)力の欠如と政黨政治的における危機(jī)にも日本は直面している。被災(zāi)者、日本國(guó)民、そして世界の目には、復(fù)興に踏み出せない日本政府の指導(dǎo)力不足こそが日本の不安要素として映っている。

國(guó)際世論と各國(guó)メディアは、日本経済がこれで衰退するのかといったマクロ経済にもっぱら関心があり、世界の産業(yè)連鎖の中斷、日本の輸出減少などに報(bào)道が向いているが、被災(zāi)地の実際狀況などにはあまり関心がないようだ。今年第1四半期の日本のGDP成長(zhǎng)率はマイナス3．7％、経済學(xué)者の予測(cè)では第2四半期はマイナス4．7％とさらに悪化すると見方だ。

打撃を受けた被災(zāi)地での生活と日本経済が復(fù)興するには、政府のリーダーシップが必要なのは明らかで、さらに地方自治體と民間ボランティアの結(jié)束も求められているが、日本ではまだ「國(guó)を挙げての被災(zāi)地支援」の體制は実現(xiàn)していない。政局の混亂がその最大の障害となっている。（翻訳?編集/津野尾）

●楊文凱（ヤン?ウェンカイ）

日本華字紙?中文導(dǎo)報(bào)編集長(zhǎng)。上海の復(fù)旦大學(xué)中國(guó)語學(xué)科卒業(yè)。95年に來日。98年に中文導(dǎo)報(bào)入社。著書にコラム集「卒業(yè)10年」、社説集「天涯時(shí)論」、インタビュー集「人在旅途」など。

※本記事は著者の承諾を得て掲載したものです。