2011年6月17日、シンガポール英字紙「ストレイツ?タイムズ」は記事「中國のイメージ問題」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

中國とベトナム、フィリピンの間で緊張が高まる南シナ海問題。東南アジア及び歐米からは中國は好戦的だなどとの批判の聲も聞こえる。だが、振り返ってみれば、尖閣諸島沖中國漁船衝突事故から1年というもの、中國の態(tài)度はきわめて合理的なものだった。問題は他國がそのマイナスの側(cè)面しか見ないということにある。

ハーバード大學(xué)のアラステア?イアン?ジョンストン教授は、昨年の尖閣問題について、「中國人船長を日本の刑法で起訴しようとした、すなわち日本領(lǐng)土として尖閣諸島を扱う実績を積み立てようとした日本政府の行為は、中國には絶対に許せるものではなく、強烈な反応も合理的なものだった」と評価している。また、中國が米國の覇権に挑戦しようとしているといった論についても否定的な歐米の論者も少なくない。

だが、中國への猜疑心が現(xiàn)在は大勢を占めている。なにをやっても批判の的になってしまう。今、中國は合理的に自國の領(lǐng)土、権益を守ることと、自國の國際的イメージを守ることと2つの難しい課題を突きつけられている。（翻訳?編集/KT）