2011年6月27日、中國(guó)の時(shí)事週刊誌「瞭望」は、中國(guó)の周辺安全環(huán)境に最近、新たな変化ともめ事が増えたと論じた、中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院世界政治研究所の陳向陽（チェン?シアンヤン）副研究員の寄稿記事を掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

中國(guó)の周辺環(huán)境は目下、「東緩」「西安」「南亂」「北穏」といった様相を呈し、不安定要素が増大している。我々は高度で冷靜な「大周辺戦略」をとり、慌てずに対処することが必要だ。

まず、日本は未曽有の震災(zāi)と権力爭(zhēng)いに手いっぱいで、とても対外的に無茶をするとは思えない。これが「東緩」とした理由だ。「西安」とは中央アジアとの関係が安定しているという意味。これは上海協(xié)力機(jī)構(gòu)の功績(jī)が大きいだろう?！副狈g」はロシア、モンゴルとの関係が順調(diào)に深まっていることを指す。そして、「南亂」とは南アジアでの不安定な新局面に加え、南シナ海情勢(shì)が緊迫化したことを言う。

南アジアはテロの脅威と背中合わせで、アルカイダ指導(dǎo)者ウサマ?ビンラディン容疑者の死亡後も、米國(guó)はパキスタンに対する監(jiān)視を緩めていない。東南アジアも、陸?海で不穏な空気が漂う。陸ではミャンマーとカレン族が中國(guó)との國(guó)境付近で交戦し、新たな難民を生み出している。海では「南シナ海風(fēng)雲(yún)」が再び巻き起こり、勢(shì)いを増している。

そして、中米日の三角形に新たな動(dòng)きがあった。米國(guó)と日本は東日本大震災(zāi)以降、同盟関係を強(qiáng)化。南シナ海問題でも中國(guó)に対し「他國(guó)の船舶への妨害行為を停止するよう」不當(dāng)な要求をしている。一方、中國(guó)と米國(guó)も25日にアジア太平洋地域問題をめぐる初の協(xié)議をハワイで実施している。

これに対し、中國(guó)は剛?cè)岷悉铯护孔藙?shì)を取ることが大切だろう?！钙胶偷膜拾k展の道」を進(jìn)む中國(guó)だが、自身の正當(dāng)な利益を守るための自衛(wèi)的反撃に出ることは排除しないということを內(nèi)外にはっきり示すべきだ。なるべく早く周辺諸國(guó)の目を覚まさせ、幻想と錯(cuò)覚を打ち砕かなければならない。

また、「経済的には中國(guó)に頼り、安全保障上では米國(guó)に頼る」隣國(guó)たちにこれを是正するための特効薬を與えなければならない。中國(guó)の権益を侵す國(guó)には容赦なく経済制裁を加え、相手の急所をピンポイントで攻め込むべきだろう。（翻訳?編集/NN）