2011年6月27日、雑誌「瞭望東方周刊」は、女性の遺體の盜難事件が中國(guó)各地で相次いでいることを報(bào)じた。死者を結(jié)婚させる風(fēng)習(xí)「陰婚」が一部の農(nóng)村ではいまだに続いているのがその要因だという。

【その他の寫(xiě)真】

広大な中國(guó)。甘粛省から山東省まで、數(shù)千キロに及ぶ範(fàn)囲で、「女性の遺體」という“資源”は東へ向かうに連れ、価格が高くなっていく。河北省●臺(tái)市威県侯貫鎮(zhèn)（●は「刑」の左側(cè)と「都」の右側(cè)）では2010年だけで10件以上もの盜難事件が起きた。

侯貫鎮(zhèn)に住む王長(zhǎng)江（ワン?ジャンジアン、仮名）さん。2010年、遺體の盜難が相次いでいることを知り、自分の母親の遺體も盜まれているのではとの不安から、墓を掘り返すことを決めた。4人がかりで棺を掘り出し、中をあけると、そこには服だけが殘されていて遺體はなかった。當(dāng)時(shí)を語(yǔ)る王さんの目からは涙があふれた。

中國(guó)各地には「陰婚」という風(fēng)習(xí)がある。未婚のまま死亡した男性と死亡した女性の結(jié)婚式を行うというものだ。中には、妻に先立たれてしばらくしてから死期を迎えた男性が、元の妻と冥界で一緒に暮らすことは難しいと思って、家族に「陰婚」を執(zhí)りおこなうよう求めるというケースもあった。

「陰婚」で必要とされる女性の遺體だが、かつては未婚の女性が死亡した家に「陰婚」の仲人がやってきて買(mǎi)い取るというのが通例だった。しかし、「悪しき風(fēng)習(xí)」が禁止され、火葬も広がりつつあるなか、遺體の「供給源」は減少している。ゆえに遺體の盜難は後を絶たないという。（翻訳?編集/KT）