2011年6月27日、中國人がすぐにイライラして悪態(tài)をつくのは社會の不平等が原因―。天津の名門、南開大學社會學部の趙萬里（ジャオ?ワンリー）教授は中國共産黨機関紙?人民日報（電子版）への寄稿記事でこう論じた。以下はその概略。

【その他の寫真】

今の中國人の典型的な行動パターンをまとめれば、「すぐにイライラして悪態(tài)をつく」とするのが妥當だろう?；丐甑坤悉筏郡胜?、待ちたくない。移動するなら高速道路か高速鉄道、もしくは飛行機。結(jié)婚するなら最初から家と車を持っていることが條件。起業(yè)するなら、まずは一夜で大金持ちになることを考える。

常に効率が最優(yōu)先。希望通りに物事が運ばないと、すぐにイライラする。そのイライラを人にぶつける?？跊Aい言葉で悪態(tài)をつく。これが今の中國社會に蔓延する「悪態(tài)文化」だ。なぜそうなってしまったのか。社會に渦巻く「負の感情」を反映したものだと多くの學者は指摘する。その原因は富の分配の不平等による貧富の差の拡大だ。

改革開放から30數(shù)年。中國の社會構(gòu)造とりわけ利益構(gòu)造は大きく変わった。効率優(yōu)先の発展モデルが一部の人を先に豊かにさせた一方で、富を分配する制度の整備は進まない。社會の二極化が顕著になっていき、改革開放の恩恵をいつまでも享受できない一群は失望と不満を募らせていく。

中でも違法すれすれの「灰色収入」や権力とコネにより一夜にして大金持ちになっていく人たちに対して抱く不平等感は強烈だ。それに比べて自分たちは仕事も見つからず、家も買えず、病気も看てもらえず、子どもを満足に學校に通わせることもできない。積もり積もった不満が何かの拍子に爆発した時、騒亂が勃発する。

こうした事態(tài)を防ぐため、中國の社會管理改革は富の分配の不平等を抑制することから著手すべきだろう。社會を構(gòu)成する1人1人が改革開放の恩恵を受けられるように。（翻訳?編集/NN）