2011年6月28日、中國紙?參考消息(電子版)によれば、中國と臺灣の関係は近年まれに見る平和ムードに包まれているが、香港の太陽報は25日付で「中臺間の軍拡競爭は當(dāng)面止まらない」との記事を掲載した。

【その他の寫真】

臺灣が長年欲している米F-16戦闘機。中國政府が臺灣への売卻に絶えず抗議しており、これに配慮した米國政府は、臺灣前総統(tǒng)?陳水扁政権時代から現(xiàn)政権に至るまで、大規(guī)模な武器売卻の動きを見せなかった。また、中臺間の関係も好転に向かっている。

しかし、空母の建造を進める中國は臺灣にとって軍事的脅威を増す存在。臺灣でもこれに対抗する動きが出ている。馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)は米國からF-16C/D戦闘機などの兵器購入を取り決めた。また、米國はAH-64アパッチ戦闘ヘリ30機の貸與を決めており、2013年までに引き渡す予定となっている。アパッチは重裝備、重裝甲から「空飛ぶ戦車」とも呼ばれ、対地戦闘力がきわめて高い。

中國で行われた中臺の軍人交流行事で、臺灣軍元將官が「臺灣の國軍も、共産黨軍も、ともに同じ中國の軍隊だ」と発言し、大きな反響を呼んだが、中臺間の真の融和は政治的にまだまだ先になりそうだ。（翻訳?編集/岡田）