子供の海外留學、専門家「文化的ショック多く問題」と警鐘―中國

Record China    2011年7月9日(土) 13時49分

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6日、中國で子供を海外留學に送り出すケースが急増しているが、子供は精神的にもろく、文化の違いなどをクリアしにくいと専門家は指摘している。寫真は英語の歌を勉強する北京の小學生。

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2011年7月6日、米華字紙?世界日報によると、ここ10年ほどで中國で子供を海外留學に送り出すケースが急増したが、子供は精神的にもろいため、文化の違いを理解させるなど家族のサポートが不可欠だと専門家は指摘している。中國新聞社が伝えた。

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ニューヨークのある高校の英語教育の責任者は、學生ビザ(F1)が取得しやすくなったことが留學生増加の一因になっているとし、近年の留學生はコンピュータなど情報ツールを使いこなすほか、吸収力が高い一方、競爭心など精神的には強くなく、人との接し方も得意ではない場合が多いと指摘する。何かにつけ苦情を言ったり、親の指示で仕方なく授業(yè)に出るものの、授業(yè)をサボる、たびたび遅刻するといった傾向も強いという。

ハーバード?メディカルスクールの範暁舵(ファン?シアオドゥオ)醫(yī)師は、まだ子供の留學生の多くが4段階あるカルチャーショックのうち、第2段階にあたる「ショックフェーズ」で問題が生まれやすいと指摘する。渡米して3カ月の第1段階である「ハネムーンフェーズ」には一種の興奮狀態(tài)にあり、留學斡旋業(yè)者のサービスもあることから問題は生じにくいが、その後のショックフェーズに入ると言葉の問題や人間関係に苦しむようになり、上記のような問題行動が発生しやすくなるとしている。

ショックフェーズに続く「アジャストフェーズ(調(diào)整段階)」、「マスタリーフェーズ(平穏期)」に移行できれば、生活や學業(yè)の問題を解決したり、文化の違いなどを受け入れることができるようになるが、個人の自立やプライバシーが重視される米國ではまだ幼い中國人留學生にとってなかなか適応が難しいと指摘。留學に際して家族は子供を“放り出す”ようなことをせず、物質(zhì)的な面でのサポートばかりでなく、自身も文化の違いを率先して理解するようにするなど、精神的なサポートをすべきだとしている。(翻訳?編集/岡田)

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