ネクタイといえば男のファッションになくてはならない、おしゃれのポイント。ところが、電力不足?節(jié)電にともなうクールビズの浸透によって「ノーネクタイ」の気運(yùn)が高まり、日本のネクタイ業(yè)界は猛烈な逆風(fēng)にさらされている。

【その他の寫(xiě)真】

ネクタイの販売は減少の一途をたどっている。國(guó)産、輸入合計(jì)で07年で4千萬(wàn)本臺(tái)を維持していたのが次第に減り、10年は約3千萬(wàn)本程度に落ち込んだ。クールビズに加え、リーマンショック後の深刻な不況が追い打ちをかけた。正規(guī)雇用の減少や団塊の世代の引退などの要因もあって、スーツを含めたファッション品すべての消費(fèi)が縮小している。本數(shù)ベースでは日本の企業(yè)ブランドのOEM生産分も含めると中國(guó)からの輸入が販売全體の大半を占める。

ネクタイ業(yè)界首脳は「ネクタイは色も柄も一つひとつが違い、スーツが同じでもワンポイントでおしゃれを演出できる。米國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)候補(bǔ)が鮮やかな赤が好まれるように『勝負(fù)』や『気合い』も表わせる」と主張、多くを占める贈(zèng)答用需要をさらに掘り起こす方針だ。

今夏、ネクタイ業(yè)界では「ネクタイはおしゃれ」とのコピーに加えて「ネクタイはエコ」とのアピールも徹底。環(huán)境にやさしい「エコ製品」の開(kāi)発、普及を進(jìn)めるとともに、6月の父の日イベント期間中、ネクタイ1本當(dāng)たり1キログラムのカーボン?オフセット（排出溫室効果ガスの埋め合わせ制度）を付けた。

今年の夏は東日本大震災(zāi)による福島原発事故の影響から、電力需給が全國(guó)的に逼迫し、エアコン運(yùn)転時(shí)間の短縮や設(shè)定溫度引き上げが実施されている。クールビズはネクタイ業(yè)界には打撃だが、ネクタイ業(yè)界は1970年代後半の第2次石油ショック時(shí)の「省エネルック」や05年前後にブームになった小泉政権下の「クールビズ」などの逆風(fēng)を乗り切ってきたという自負(fù)がある。

清涼感あふれる生地を使用したり、著脫が容易なネクタイの開(kāi)発を進(jìn)めたり、工夫を凝らしている。さらに、単なるネクタイの製造?販売から脫皮し、ネックウェアとしてポケットチーフ、ニットタイ、蝶タイ、リボンタイ、ストールなどをおしゃれにカジュアル化し、トータルに扱う企業(yè)が増えている。レディスーツの普及で女性用ネクタイも有望市場(chǎng)となるという。

また、現(xiàn)在日本企業(yè)が中國(guó)で生産しているネクタイは日本に輸入されているが、これを発展著しく富裕層が増えている中國(guó)市場(chǎng)で販売することを計(jì)畫(huà)中で、様々な工夫により活路を開(kāi)きたいという。同業(yè)界首脳は「ネクタイこそ凜々（りり）しい身だしなみのシンボルであり、個(gè)性を簡(jiǎn)単にアピ?ルできるツールとなる」と強(qiáng)調(diào)している。（取材?編集/SK）