2011年7月19日、中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、新疆ウイグル自治區(qū)で起きた派出所襲撃事件で、一部歐米メディアが中國からの獨(dú)立を目指す「世界ウイグル代表大會(huì)」の話として「抗議デモを行う市民に當(dāng)局が発砲したことがきっかけ」と報(bào)じたことに対し、「完全なデタラメ」と否定した。

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記事は中國公安部が事件発生當(dāng)日の18日午後に発表した情報(bào)として、同日正午（現(xiàn)地時(shí)間、以下同じ）ごろ、同自治區(qū)ホータン市內(nèi)の派出所が暴徒の集団に襲われたと報(bào)じた。暴徒は人質(zhì)を取って建物に放火。すぐに公安や武裝警察官が現(xiàn)場(chǎng)に駆け付け數(shù)人の暴徒を射殺、人質(zhì)6人の救出に成功したが、武裝警察官ら4人が死亡、1人が重傷を負(fù)った。事態(tài)は午後1時(shí)30分ごろ収束、國家反テロ工作協(xié)調(diào)小組弁公室が事件の処理のため、現(xiàn)地に対テロチームを派遣した。

ところが、AP通信など西側(cè)メディアが中國からの獨(dú)立を目指す「世界ウイグル代表大會(huì)」の話として、當(dāng)日は100人を超える地元のウイグル族が早朝から「違法に土地が奪われている」として抗議デモを計(jì)畫したが、これを阻止しようとした警察當(dāng)局と衝突、その後、警察當(dāng)局がデモ參加者に向け発砲し、13人を拘束、1人に重傷を負(fù)わせたことが事件のきっかけだと報(bào)じた。

これに対し、同自治區(qū)新聞（報(bào)道）弁公室の侯漢敏（ホウ?ハンミン）主任は「全くのデタラメ」と否定。暴徒たちが分裂主義の旗を掲げ、放火や人質(zhì)を殺害したことが、事件の性質(zhì)を如実に物語っていると反論した。また、記事は2年前のウイグル騒亂の際も西側(cè)の一部メディアが「世界ウイグル代表大會(huì)」のでたらめな理屈を公然と広めたが、今回はさらに悪質(zhì)さを増していると指摘した。

それによると、18日付の仏國営ラジオ局RFI（中國語サイト）が同事件を報(bào)道した際、「18日の事件現(xiàn)場(chǎng)」と説明した寫真が、実は2009年7月に仏AFPが撮影したものだった。中國人民大學(xué)の金燦栄（ジン?ツァンロン）教授はこうした「無責(zé)任な報(bào)道姿勢(shì)」について、「中國の民族関係に対する挑発。中國も西側(cè)もテロ主義の被害者。西側(cè)メディアが彼らの『メガホン』になる理由はどこにもない」と非難している。（翻訳?編集/NN）