2011年7月19日、香港商報(bào)は、前日で解禁から3周年を迎えた中國(guó)本土からの臺(tái)灣旅行の人気が急激に落ちてきていると伝えた。3年間で累計(jì)245萬人以上の中國(guó)本土旅行者を受け入れてきた臺(tái)灣だが、今年5月から急激な落ち込みをみせており、5月は昨年同月比22％減、6月は28％減、このままでいくと7月も含め3か月連続の減少となりそうだ。

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その原因として、阿里山や日月潭を代表とする臺(tái)灣の景勝地が期待以下だったという聲が中國(guó)本土からの旅行者より聞かれること、また阿里山で起きた列車事故が安全性を懸念する旅行者の足を遠(yuǎn)ざけているなどが考えられているが、実は過剰すぎる値引き競(jìng)爭(zhēng)によるツアーそのものの品質(zhì)低下によるものが大きい。

複雑な渡航手続きをしてやっと臺(tái)灣まで來たのに、安宿に泊まらされ、キャベツと焼きビーフンばかり食べさせられ、高いお土産屋に連れて行かれ、うんざりするのも理解できる。しかし、原因はもっと他にあると指摘する同業(yè)者もいる。実は中國(guó)本土側(cè)の旅行會(huì)社の利益の取りすぎが、ツアーのサービス低下につながっているというのだ。売り上げの取り分が寡少となる臺(tái)灣の旅行社側(cè)では、土産物屋からのキックバックなどに利益を求めるしかなくなる。

旅行者呼び戻しの対策として、臺(tái)灣旅行組合では不當(dāng)な高値のツアー販売を禁止するとともに、9月より各旅行會(huì)社に対し、ツアー代金の最低ラインとして1日1人當(dāng)たり60ドルのの確保を義務(wù)付ける方針を決めたが、根本的な問題解決には、中臺(tái)雙方の協(xié)力と理解が必要だろう。（翻訳?編集/AN）