2011年7月20日、中國(guó)の評(píng)論家、王沖（ワン?チョン）氏は「『西側(cè)メディアは客観性に欠ける』とばかり言うべきではない」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?鳳凰博報(bào)に掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫(xiě)真】

「中國(guó)はすごい」「數(shù)年後には米國(guó)を抜く」など、歐米メディアの中國(guó)稱賛記事は褒め殺しの感が拭えないものの、目に入るとつい読まずにはいられない。例えば、ウォール?ストリート?ジャーナルは「中國(guó)こそが先進(jìn)國(guó)。米國(guó)は発展途上國(guó)」、ニューヨーク?タイムズは「2010年の中國(guó)による米國(guó)企業(yè)への投資総額は50億ドル。10年以內(nèi)には1兆?2兆ドルに達(dá)する見(jiàn)通し」と伝えている。

これと正反対の論調(diào)なのが、フォーブス（電子版）だ?！钢袊?guó)を待っているのは経済崩壊という結(jié)末」だと言っている。中國(guó)に対する報(bào)道も様々だが、何が真実で何がウソなのか、何が客観的な報(bào)道で何が悪意のある報(bào)道なのか、見(jiàn)分けるのは難しい。だが、記事を書(shū)く人の見(jiàn)方や考え方、中國(guó)に対する理解の度合いが一定でないことを考えれば、どれも正しいといえるし、間違っているともいえる。

中國(guó)人も、海外メディアの記者を厳しく責(zé)め立てることはできない。自分たちの大半は時(shí)代の流れの中でただ何となく日々を過(guò)ごしているだけ。この複雑な社會(huì)が一體どうなっているのか、誰(shuí)も分かっていないのだから。

北京では高給取りのホワイトカラーが高価なスーツに身を包み、高級(jí)レストランで豪華料理をつまみながら、世の中に対する不満を吐き出している。その一方で、農(nóng)村では農(nóng)民が収穫した果物がいつもより數(shù)百元多く売れたと喜び、國(guó)の政策に感謝する。これのどちらが正しくて、どちらが間違っているか、言える人はいるだろうか。

絶対的な客観性など存在しない?！竁e the Media」の著者、ダン?ギルモア氏は「誰(shuí)にでも偏見(jiàn)というものはある」と率直に話す。これは報(bào)道に攜わる人間も例外ではない。同氏は記事を書(shū)く人に客観性を求める代わりに「総合性、正確性、公平性、透明性」を求めるべきとの見(jiàn)方を示した。

今の中國(guó)の姿を的確に表現(xiàn)していると思うのは、12日付シンガポール紙ザ?ストレーツ?タイムズに載っていたリー?クアンユー元首相の談話だ。中國(guó)経済は10年以內(nèi)に米國(guó)と同程度にまで成長(zhǎng)するが、1人當(dāng)たり國(guó)內(nèi)総生産（GDP）は相変わらず低いままだと言っている。

どんなに収入が高い家でも子どもが多ければその分生活は苦しくなる。ましてや、その子どもたちが家の金を湯水のように使っていたらどうなるか。家族が明日食べるコメにも困る狀況に陥ることは目に見(jiàn)えているだろう。（翻訳?編集/NN）