2017年1月16日、観察者網(wǎng)によると、日本や中國(guó)などが入札の準(zhǔn)備を進(jìn)めるシンガポール―マレーシア高速鉄道プロジェクトについて、ロシアメディアは五つの理由を挙げて中國(guó)が優(yōu)位だとしている。

シンガポール―マレーシア高速鉄道は、シンガポールとクアラルンプール間の約350キロメートルを片道90分で結(jié)ぶ計(jì)畫。今年末までには受注企業(yè)を決定し、2026年の開通を目指す。記事は、「日本、中國(guó)、韓國(guó)、歐州の企業(yè)連合がそれぞれ入札に參加すると見(jiàn)られ、日本は官民共同ファンドの海外交通?都市開発事業(yè)支援機(jī)構(gòu)が數(shù)百億円の資金を投入して競(jìng)爭(zhēng)力を高める構(gòu)えだ」と伝えている。

また、「中國(guó)も8社連合の企業(yè)グループを作り、設(shè)計(jì)、鉄道?電信建設(shè)、融資から高速鉄道の運(yùn)営、技術(shù)保障といったサービスを提供する體制を整えている」と紹介。具體的な入札案は披露されていないが、専門家からは「中國(guó)による國(guó)外の高速鉄道プロジェクトにおいて最大規(guī)模の財(cái)団になる」との見(jiàn)方が出ているようだ。

ロシアメディア?スプートニクによると、北京交通大學(xué)スマートシステム?安全技術(shù)研究センターの賈利民（ジア?リーミン）主任は「中國(guó)には五つの優(yōu)位性がある」と分析している。

一つ目は「高速鉄道のシステム全體に対応する産業(yè)能力の體系が世界で最も整っている」こと、二つ目は「さまざまな地理や気候の環(huán)境の下で中國(guó)國(guó)內(nèi)の高速鉄道を整備してきた経験から、鉄道建設(shè)において歐州や日本にはない高い適応性を備えている」こと。

三つ目は「世界で最もスピーディーに高速鉄道を完成、納品できる能力を持っている」こと。四つ目は「アジアインフラ投資銀行（AIIB）などの存在により、高速鉄道建設(shè)に関係する金融面でのサポート能力が高い」こと。そして、五つ目は「ドメスティックで閉鎖的な規(guī)格を持つ日本の高速鉄道に対して、中國(guó)の高速鉄道はオープンな國(guó)際規(guī)格をベースに建設(shè)、輸出が行われる」ことを挙げている。

また、ロシア科學(xué)アカデミー極東研究所の専門家は「入札結(jié)果は政治的な影響を受ける可能性がある。中國(guó)と東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）との関係は絶えず改善しており、狀況は日本より良い。各國(guó)にいる華僑が経済的に積極的な関わりを見(jiàn)せていることも大きく、こういった?jī)?yōu)位性が日本との競(jìng)爭(zhēng)に勝つチャンスを高め得る」との見(jiàn)方を示しているという。（翻訳?編集/川尻）