2011年7月25日、中國(guó)のコラムニスト?童大煥（トン?ダーホワン）氏は、著しい発展を遂げる一方で、橋の崩落や道路の陥沒(méi)事故、そしてついに高速鉄道の追突脫線事故が起きてしまった中國(guó)の現(xiàn)狀について、「中國(guó)よ、ゆっくり歩いてくれ、あなたの霊魂を待ってくれ」と題したコラムを青年時(shí)報(bào)に掲載した。以下はその概要。

【その他の寫(xiě)真】

事故発生の數(shù)日前には、鉄道部の報(bào)道官がトラブル続きの北京?上海間高速鉄道について説明していた。曰く「高速鉄道には2?3カ月の慣らし運(yùn)転期間が必要で、その後安定期に入る」と。しかし今回事故のあった列車(chē)は開(kāi)通後3カ月以上経っているはずだ。我々は今、速すぎる発展を追求した代償を払う現(xiàn)実に直面せざるを得ないのかもしれない。

北京?上海間の高速鉄道は當(dāng)初計(jì)畫(huà)された建設(shè)期間5年間を大幅に短縮して2年7カ月で完成し、高速鉄道建設(shè)の記録を打ちたてた。一方海外では、時(shí)速380kmの速度で安全運(yùn)行するためには、基盤(pán)の自然沈下が100年間に5mm以?xún)?nèi)しか認(rèn)められないという。この限度を超えれば、軽微であれば乗り心地に影響が出る程度、重大ならば脫線などの深刻な事故を引き起こすと言われている。

また、高速鉄道は一般にはそれほど人気がない。料金が高いからだ。路線によっては空席が目立ち、北京?上海間高速鉄道の開(kāi)業(yè)から1カ月も経たないうちに、3日間の予約率がわずか1割だった4便の運(yùn)行が止められた。

財(cái)政的にも芳しくない。鉄道部が2010年に要した支払い利息は1500億元（約1兆8000億円）に上るが、稅引き後の利益は1500萬(wàn)元（約1億8000萬(wàn)円）に過(guò)ぎなかった。また、鉄道部の盛光祖（ション?グアンズー）部長(zhǎng)の発表によると、鉄道部の負(fù)債額は約1兆8000億元（約21兆6000億円）にも達(dá)している。（翻訳?編集/HA）