2011年8月9日、中國(guó)北京市の故宮博物院でまたもや貴重な文化財(cái)の破損事故が起きていたことが、內(nèi)部関係者の証言によって明らかになった。先月4日に発生した國(guó)寶級(jí)の「宋代の皿」破損事故と同様に、博物院側(cè)はこの事実を隠蔽しようとしているとの指摘が上がっている。新華報(bào)業(yè)網(wǎng)が伝えた。

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新たに破損が判明したのは、故宮博物院宮廷部が保管する清朝宮廷コレクションの木製屏風(fēng)。同院文物保護(hù)科學(xué)技術(shù)部で修復(fù)作業(yè)中に水に濡れて傷んでしまった。同部の責(zé)任者はこの事実を1週間以上も隠していたが、「宋代の皿」破損事故が明らかにされたことで、あわてて院側(cè)に報(bào)告した形。だが、同院から國(guó)家文物局へはまだ報(bào)告されていないという。

この內(nèi)部関係者は「故宮博物院は文化財(cái)破損の隠蔽だけでなく、人的利害関係も隠蔽している」と指摘?！腹蕦m博物院ではこれまでに何度も破損事故が発生しているが、事故として処理されたことは1度もない。それどころか、事故の責(zé)任者が昇進(jìn)さえしている」と話した。

また、これに先立ち、ネットユーザーが中國(guó)版ツイッターで「宋代の皿」をはじめ過(guò)去4件の隠蔽事件を告発していたが、これについても「おおむね事実」と証言。ただ、同院の陳麗華（チェン?リーホワ）副院長(zhǎng)が宮廷部主任當(dāng)時(shí)に誤って廃棄処分した木箱の中身は、指摘のあった「仏像」ではなく「古代の楽器」だったと訂正した。

陳副院長(zhǎng)就任については「多くの反対意見(jiàn)があったにもかかわらず強(qiáng)行された」と同関係者。同院では文化財(cái)管理の専門(mén)知識(shí)や経験もない人物が要職に就く例が後を絶たず、例えば宋紀(jì)蓉（ソン?ジーロン）分管副院長(zhǎng)は、同院に配屬されたとたん文物保護(hù)科學(xué)技術(shù)部主任になっている。疑惑の多い人事や隠蔽體質(zhì)から、有識(shí)者の間では「故宮博物院は文化財(cái)の保護(hù)意識(shí)が欠如している」と嘆く聲が上がっているという。（翻訳?編集/本郷）