2011年8月14日、中國?遼寧省大連市で有毒物質(zhì)による環(huán)境汚染を懸念した市民ら約1萬2000人が、石油化學(xué)工場(chǎng)の撤去を求めて大規(guī)模なデモを起こした騒動(dòng)は基本的に収束したものの、翌15日も依然として市內(nèi)は警戒狀態(tài)が続いている。シンガポール紙?聯(lián)合早報(bào)の報(bào)道。

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前週に同地を直撃した臺(tái)風(fēng)9號(hào)の影響で市內(nèi)にある石油化學(xué)工場(chǎng)の防波堤が決壊、工場(chǎng)からの有害物質(zhì)による環(huán)境汚染を懸念し、周辺の住民が避難する騒ぎとなった。この工場(chǎng)ではポリエステルなど化學(xué)繊維の原料となるパラキシレン(PX)を生産している。その後、防波堤は修理され、汚染物質(zhì)の流出も認(rèn)められなかったが住民の不安は収まらなかった。

事前にネットで呼びかけられたデモは、午後になって1萬2000人規(guī)模に膨れ上がり、現(xiàn)地市役所の庁舎へ押し寄せた市民と武裝警察の間で小競り合いも起きた模様。途中、同市市長や市委書記が、問題の工場(chǎng)を撤去すると宣言したものの、デモの勢(shì)いは収まることがなかった。國営新華社によると、負(fù)傷者は出ていないという。

その後、市が工場(chǎng)の即時(shí)操業(yè)停止と撤去を発表し、デモは1日のうちにほぼ収束を迎えた。問題を指摘された大連福佳大化石油化工は、國內(nèi)最大のPX生産プロジェクト。PX生産工場(chǎng)に関しては、07年にも福建省アモイ市で住民の反対運(yùn)動(dòng)があり、プロジェクトが中止になったことがある。(翻訳?編集/愛玉)