2011年8月22日、中石油集団関係者は、現(xiàn)地の政情不安により、傘下の長城鑽探（ボーリング）工程分公司が中東?北アフリカ地域で手掛けていた海外プロジェクト6件の契約を中止したと明かした。契約中止によって、長城鑽探の年間営業(yè)収入に約12億元（約145億円）の影響が及ぶ見込み。京華時報が報じた。

中石油側(cè)は、プロジェクトの中止は長城鑽探の営業(yè)収入に影響が及ぶものの、利益には関係がないとしている。しかし、専門家は、「中國企業(yè)による海外投資プロジェクトの多くは、政情が不安定で自然環(huán)境が劣悪な地域に集中しており、リスクはかなり大きい。一方、多くの國際企業(yè)大手は、さまざまな地域に投資することでリスクを分散している。中國企業(yè)もこのやり方を?qū)Wぶべきだ」と提言した。

今回中止が決まったプロジェクトは、リビア、ニジェール、シリア、アルジェリアなど政情不安を抱えた各地にある。中石油関係者によると、6プロジェクトの中止により、長城鑽探の年間営業(yè)収入に約12億元（約145億円）の影響が及ぶ見通し。海外業(yè)務(wù)が業(yè)務(wù)全體の45％を占める長城鑽探にとって、今回のプロジェクト中止は、2009年の國際金融危機時を上回るダメージとなった。

ロジェクト中止が決まり、長城鑽探の現(xiàn)地従業(yè)員はほとんど帰國したが、一部が殘り設(shè)備のメンテナンスにあたっている。今後、情勢が好転すれば、同社はこれらの地域に戻る予定という。

今回のプロジェクト中止が中石油集団に及ぼす影響はほぼ皆無だ。集団の上半期業(yè)績は引き続き、前年同期比増加している。また、傘下の長城鑽探は、プロジェクトから撤退した後、ベネズエラやカザフスタンなどその他の市場開拓に著手する方針。今年上半期、同社業(yè)績は黒字を維持した。（翻訳?編集/JX）