2011年8月27日、在日中國人の悩み相談を行っている「中日ボランティア協(xié)會」は在日中國人を狙った「金元寶」詐欺が流行っているとして注意を呼び掛けた。28日付で華字紙?日本僑報が伝えた。

【その他の寫真】

「金元寶」とは中國の昔の金貨。同協(xié)會によると、ここ數(shù)年、中國からの出稼ぎ労働者を裝った人物から、「工事現(xiàn)場から『金元寶』が出てきた。処理に協(xié)力してほしい」などと言って騙す電話が在日中國人宅にかかってくるようになった。これまでに北海道から沖縄まで100人余りが電話を受け、うち10數(shù)人が被害を受けた。

電話をかけてくる人物はひどい南方なまりで純樸な青年を裝い、日本で経済的?社會的に成功した中國人を狙う。同協(xié)會は昨年、「金元寶被害者の會」を結(jié)成。弁護士や警察、中國大使館などと協(xié)力し、対策を講じている。

20日には來日30年になる女性が「700萬円をだまし取られた」と同協(xié)會に訴えてきた。先月、「昔の親友のいとこ」を名乗る青年から助けを求められ、応じてしまったという。女性によると、真面目そうな青年が「働いている建設(shè)現(xiàn)場で壺を見つけ、こっそり宿舎に持ち帰ったところ、中から銀貨や紙幣と一緒に大量の『金元寶』が出てきた。數(shù)千萬円相當になる」と話しを持ちかけてきた。

そして、「日本に友人はいないし、日本語も分からない。來週には契約切れで中國に戻らなければならない。あなたはいとこの親友だから信用して壺ごと置いていく。その代わりとして現(xiàn)金をくれないか。壺は後でもう1度來日して取りに來る」と言われた。女性は「貯金のすべてを渡してしまった」と憔悴しきっているという。（翻訳?編集/NN）