2011年9月2日、中國評論新聞網(wǎng)は、野田新內(nèi)閣についての評論記事を掲載した。以下はその概要。

【その他の寫真】

野田新首相は2日間で組閣任務(wù)を完了、新政権の船出を宣言した。09年9月に民主黨が政権を取って以來3人目の首相となる。新政権が民主黨內(nèi)をまとめあげ難関を乗り切ることができるか、國會で野黨との協(xié)力に成功するかが、野田內(nèi)閣だけでなく民主黨政権の余命をも決定づける可能性が高い。

野田內(nèi)閣の平均年齢は58．3歳。民主黨政権の中では最も若い。初入閣した10人のうち2人が女性だ?！阜葱g派」「親小沢派」の雙方を取り込み、黨內(nèi)各勢力のバランスを保った、挙黨一致體制を文字通り実現(xiàn)させた。自身は反小沢陣営に屬する首相だが、黨幹事長には親小沢で知られる輿石東參議院議長を抜擢。輿石幹事長は立場上親小沢色を薄めざるを得ず、小沢氏の黨員資格停止処分の解除にも一定の歯止めがかかる。

野田首相は一貫して野黨との大連立に積極的な姿勢を示してきたが、自民黨はこれに否定的なため、野黨に対する低姿勢と各界からの支持を取り付けによって與野黨協(xié)力を求める世論を喚起する戦略だ。新政権に課せられた最初の課題は、11年度第3次補(bǔ)正予算案の可決によって、被災(zāi)地復(fù)興の資金を確保することにつきる。首相は復(fù)興稅により予算の一部をまかなうことを主張しているが、民衆(zhòng)黨內(nèi)にも反対の聲が根強(qiáng)く、野黨にも反対意見が存在するため、増稅を?qū)g現(xiàn)できるかは不透明だ。

野田政権が世論の支持を回復(fù)するには、目に見える成績を上げるしかない。しかし「ねじれ國會」に翻弄されるようなら「短命」は避けられないだろう。（翻訳?編集/津野尾）