Record China 2011年9月13日(火) 11時52分
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12日、香港出身の政治學(xué)者、林泉忠氏は「“右翼”野田首相の政治哲學(xué)は中國から學(xué)んだもの?」と題した記事を中國のブログサイトに発表した。寫真は合肥で出版された「論語」。
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2011年9月12日、香港出身の政治學(xué)者、林泉忠(りん?せんちゅう)氏は「“右翼”野田首相の政治哲學(xué)は中國から學(xué)んだもの?」と題した記事を中國のブログサイト?鳳凰博報に発表した。以下はその內(nèi)容。
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民主黨代表選で3番手につけていた野田佳彥氏がまさかの逆転勝利を収め、首相の座を射止めた。黨內(nèi)最大の勢力を誇る小沢派と鳩山派の支持を取りつけた海江田萬里氏と國民の人気が高いスター政治家の前原誠司氏を抑えての勝利は、野田氏の政治手腕が見込まれたというよりは「反小沢派」を味方につけたことによるものだと言った方が良いだろう。
だが、菅直人氏を中心とした「反小沢派」の後押しで首相の椅子に座った野田氏も、組閣の際は黨內(nèi)融和を最優(yōu)先にした。菅內(nèi)閣は「小沢派」議員を一切入閣させず、自民黨時代の古い政治との決別という何ともロマンチックな理想を掲げ、日本政治の現(xiàn)実を忘れたかのような采配を見せたが、結(jié)局はそのせいで自らの任期を縮める結(jié)果となった。
菅氏の失敗を目の當(dāng)たりにした野田氏は、政権の安定には黨內(nèi)の団結(jié)が不可欠だと悟った。だからこそ、黨のナンバー2にあたる幹事長ポストを小沢派の元老である輿石東氏に託したのだ。この采配は黨內(nèi)外から大きな喝采を浴び、野田新內(nèi)閣の支持率は菅內(nèi)閣末期の15.8%から一気に62.8%にまで上昇した。
これは野田氏の「和」を尊ぶ姿勢が共感を呼んだのだろう。中國の儒學(xué)者?孟子が説いた「和為貴」(和を貴しと為す)の「和」はいつの時代にも日本社會で最も重視されてきた考え方。日本民族が「大和」と呼ばれることからも分かる。
早稲田大學(xué)を卒業(yè)した野田氏はその後、松下政経塾の第一期卒業(yè)生となった。同塾は日本の新世代のエリート養(yǎng)成學(xué)校として知られている。筆者も2000年に訪問したことがあるが、その際、孔子の「論語」など儒教の経典が必修であることを知った。
政治一家に育ったわけでもなく、外見も平凡で、派閥勢力も弱く、知名度も高くなかった野田氏が首相の座に上り詰めることができたのは、中國戦國時代の「合従連衡」と現(xiàn)代の選挙における「飛車を捨てて王を守る」戦略に精通していたから。自らが小沢派と非小沢派の間のどこに立てば最も有利になるか分かっていたのだ。
各勢力のバランスを上手くとることができたのは、野田氏の政治手腕によるものだといえる。だが、派閥のバランスを気にするあまり、能力ある人材が埋もれてしまわないだろうか?経験不足が懸念される大臣も見受けられるが、これで震災(zāi)復(fù)興は成し遂げられるのか?そして、野田氏自身もついポロっと口に出してしまいそうな右派思想を理性で抑え続けることができるのだろうか?今後の野田氏の一挙手一投足に國內(nèi)外から熱い視線が注がれている。(翻訳?編集/NN)
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