2011年9月21日、米華字メディア?多維新聞によると、中國広西チワン族自治區(qū)天等県の溫江村は人口3000人の小さな村だが、100人を超える村人が刑務(wù)所に収監(jiān)されている。若い村人を中心に夢(mèng)を求め都市へ出たものの現(xiàn)実は厳しく、強(qiáng)盜や殺人を犯してしまうケースが後を絶たないという。

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國営テレビ局?中國中央電視臺(tái)の番組「新聞（ニュース）1＋1」が19日に伝えたところによれば、溫江村では強(qiáng)盜などの犯罪で刑務(wù)所に収監(jiān)されている村人は100人を超える。そのほとんどが小學(xué)校卒業(yè)の學(xué)歴で、現(xiàn)地では「學(xué)校が1校閉鎖されると刑務(wù)所が1カ所増える」とまで言われている。

収監(jiān)されている村人の家族によれば、この村だけでなく周辺の村でも逮捕者が數(shù)十人に上っており、村の名士の息子も強(qiáng)盜を働き、幼い子ども2人を殘して刑務(wù)所に収監(jiān)されている。

中國社會(huì)科學(xué)院の2010年度「法制青書」によれば、若年層の出稼ぎ農(nóng)民はおよそ1億人といわれ、そうした人々の犯罪が都市部の刑事事件すべての3分の1を占める。中國公安大學(xué)の専門家は、出稼ぎに出た農(nóng)民は見知らぬ都市で同郷や親戚、友人など何らかの関係に頼って生きるしかなく、犯罪に手を染めやすい環(huán)境があると解説する。また、都市住民との収入格差や雇用?教育環(huán)境の違い、十分な社會(huì)保障サービスが受けられないこと、都市住民からの差別などが、犯罪へ向かわせる原因となっている。

コラムニストの潘采夫（パン?ツァイフー）氏は、出稼ぎ農(nóng)民が犯罪に手を染める最大の原因は経済的な貧困にあると指摘している。（翻訳?編集/岡田）