2011年9月24日、中國南部の広西チワン族自治區(qū)や広東省ではここ數(shù)年、淡水魚の刺身が美食としてもてはやされるようになり、その結(jié)果、寄生蟲の肝吸蟲癥患者が急増しているという。新華網(wǎng)が伝えた。

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中國南部では淡水魚の刺身は名物料理となっている。日本の「鯉のあらい」のように、淡水魚の身を薄く切り皿にきれいに盛りつけたもので、調(diào)味料や薬味をつけて食べる。だが、疾病予防の専門家は「人間や家畜の糞尿で汚染された環(huán)境で育った魚を生で食することは、肝吸蟲を體に取り込む危険性大」と指摘する。広西醫(yī)科大學(xué)寄生蟲學(xué)研究室の石煥煥（シー?ホアンホアン）教授によると、肝吸蟲は人や犬、貓の肝臓に寄生。放置すれば肝硬変を引き起こすことに。

淡水魚の刺身で有名な広西チワン族自治區(qū)南寧市橫県の2004年の肝吸蟲癥感染率は28．78％で、全國平均を大きく上回っている。このため同県では住民たちへの衛(wèi)生管理や寄生蟲駆除の指導(dǎo)を行うほか、寄生蟲の怖さを広く啓蒙する活動も行っているという。だが、橫県の刺身料理の歴史は數(shù)百年と古く、地元住民は「何を今さら」と寄生蟲を気にする様子はない。問題なのは生食の習(xí)慣よりも、刺身となる淡水魚が泳いでいた川や湖の汚染狀況なのだが、実際には食卓に上る魚の産地を誰も特定できないのが現(xiàn)狀だ。（翻訳?編集/本郷）