2018年1月18日、環(huán)球網(wǎng)は英メディアの報(bào)道を引用し、「オーストラリアは『反中法』のために中國人留學(xué)生が激減することを懸念している」と伝えた。

昨年12月、オーストラリアのターンブル首相が、外國のスパイ活動や內(nèi)政干渉を阻止するための改正法案を提出した。この法案は、中國メディアから「反中法」と呼ばれており、オーストラリアへ留學(xué)する中國人の減少や、オーストラリア國內(nèi)における反中感情の高まりを懸念する聲が出ているという。

オーストラリアの専門家からは、この問題がオーストラリアの學(xué)校を窮地に追いやってしまうことを懸念する聲が出ている。臺灣をめぐる発言でオーストラリアの大學(xué)では中國人留學(xué)生らから批判の聲が出たが、大學(xué)では「學(xué)問の自由を守るべき」との圧力があると同時(shí)に、「中國人留學(xué)生を確保したい」との思惑があるという。

オーストラリアの大學(xué)では留學(xué)生のおよそ30％が中國人で、大學(xué)では政府からの補(bǔ)助金が削減されている中で、ますます留學(xué)生からの収入に依存するようになっている。多くの大學(xué)では、將來的な予算に中國人留學(xué)生からの収入を含めており、もし中國人留學(xué)生が減少すると経営に直接影響を與えるという。

ラ?トローブ大學(xué)の教授は、2017年の中國人留學(xué)生は「かなり大勢」だったものの、將來的には変化する可能性を指摘している。中豪関係の悪化は、オーストラリアへ留學(xué)に來る中國人の減少を招く可能性があるという。そして、オーストラリアの大學(xué)は中國人留學(xué)生に過度に依存しており、収入の多様化戦略に欠けていることに問題があるとしている。

これに関し、西シドニー大學(xué)の副校長は、「オーストラリアの大學(xué)と中國やその他の國際パートナーとの関係発展を阻害するやり方は、オーストラリアの名聲を損なうものとなる」と述べている。（翻訳?編集/山中）