2011年10月6日の環(huán)球網(wǎng)によれば、英紙フィナンシャル?タイムズ（電子版）に今月1日付で「変化するシンガポールの対中姿勢」という論説が掲載された。獨(dú)立以來、人民行動(dòng)黨（PAP）が政権を維持し、食や買い物が最大の楽しみであるシンガポール。新シンガポールの父であるリー?クアンユーを敬い続けるシンガポール。街頭に塵ひとつ落ちていないシンガポール。過去15年ほどにわたって変わらない一面とは対照的に、臺(tái)頭する中國に対するシンガポールの態(tài)度には微妙な変化みられ、最近は細(xì)心の注意を払って玉蟲色の態(tài)度を取るようになっている。

【その他の寫真】

1990年代中ごろ、リー?クアンユー上級大臣(當(dāng)時(shí))は主に「アジア的価値観」を提唱していた。アジア人は勤労?規(guī)律?秩序?家庭を重んじる。これによってアジアは発展し、西洋は衰退していくという思想だ。シンガポールは依然として、シンガポール國立大學(xué)リー?クアンユー公共政策學(xué)院のキショール?マブバニ院長に代表される「アジア必勝主義」を掲げている。だが現(xiàn)在、対米関係の重要性を強(qiáng)調(diào)するのがこの國の主流となっているように見える。政府は公に「アメリカ人はアジア太平洋地域から出て行く必要はない」と言い始めている。対中政策にアメリカの軍事力が必要だからだ。

こうした態(tài)度の変化は大衆(zhòng)の意見を反映している。北京からシンガポールは飛行機(jī)で6時(shí)間の距離だが、中國の影響力は身近だ。シンガポールの不動(dòng)産高騰の原因の一つは、同國の高級不動(dòng)産市場に中國大陸から湯水のように投機(jī)の資金が流れ込んでいることにある。安い中國の労働者がやってきて、賃金水準(zhǔn)は下がる。こうした不満がシンガポールの官僚の中國臺(tái)頭に対する姿勢となって表れているのだろう。（翻訳?編集/渡邊英子）