2011年10月7日、臺灣の馬英九総統(tǒng)は臺北の故宮博物院で「大故宮プロジェクト」の始動を宣言した。プロジェクトは300億臺灣ドル（約755億円）を投入して拡張、新エリア開発を予定しており、馬総統(tǒng)はプロジェクトを必ず成功させるとしている。新華社が伝えた。

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臺北故宮は1965年に臺北郊外に完成し、現(xiàn)在までに4回の拡張工事を行ってきた。しかし展示スペースには限りがあり、1回に展示できる所蔵品數(shù)は3000點あまりで、3カ月に1回入れ替えを行うが、68萬2000點にのぼる全ての所蔵品を展示するには28年もかかる。馬英九総統(tǒng)はこのプロジェクトにより數(shù)千年におよぶ中華文化の伝統(tǒng)を新しく発信していきたいとしている。

故宮博物院の周功●（ジョウ?ゴンシン、●＝「金」3つ）院長は、故宮は中國からの旅行客にとって外せない観光地であり、この3年間來客數(shù)は増加し続け、2010年には延べ344萬人に達し、今年は350萬人を超す見込みで、現(xiàn)在の広さでは対応しきれないとしている。そのため広さを現(xiàn)在の9500平方メートルから6萬4900平方メートルに拡張し、新館建設(shè)や建物の改築、改裝も行うとしている。その他4．8ヘクタールの新エリアを開発し、エリア內(nèi)には漢字博物館やショップなど各種施設(shè)が建設(shè)予定である。

呉敦義（ウー?ドゥンイー）行政院長（首相に相當(dāng)）は発表の席で、臺北故宮內(nèi)の収蔵品は中華民族にとって重要な財産であり、臺北故宮は総力をあげてプロジェクトに挑まなければならないとしている。また、前日には2015年の全館一般公開に向けて、臺灣南部の嘉義の南分館建設(shè)が今月中旬より開始されると発表した。（翻訳?編集/TM）