2011年10月10日、辛亥革命100周年を記念し、中國の胡錦濤（フー?ジンタオ）國家主席、臺灣の馬英九（マー?インジウ）総統(tǒng)は、それぞれ9日と10日に演説を行った。同じ歴史事象を記念した演説だったが、両者の演説は大きく異なるものとなった。米華字サイト?多維新聞が伝えた。

【その他の寫真】

胡主席は「中國共産黨員は孫中山（孫文）先生の革命事業(yè)の確固たる支持者であり、最も忠実な継承者である。中華民族の発展と進歩の歴史における新たな時代を切り開いた」と共産黨の功績 を強調した。また、「中華民族の偉大な復興」という表現を23回も使い、「民族獨立と人民解放の歴史的任務を成し遂げた」とアピールした。

一方、馬総統(tǒng)は、臺灣の慈善活動家の名前を挙げた上で彼らの業(yè)績をたたえ、また昨年、臺灣の獻血率が世界一、二位を爭う8％を達成したこと、國內外の30萬人の貧しい子供たちが臺灣人の獻金によって助けられたことなどを取り上げ、臺灣の一般市民の善良さ、勤勉さを稱えた。

臺灣?中央社は、孫文が建國した中華民國がいまだ臺灣に存在すること、孫文の遺志を國民黨政府が引き継ぎ、三民（民族、民権、民生）主義を実踐していることを、胡主席が演説から故意に省き、辛亥革命の意義と孫文の思想をねじ曲げたとして批判的なコメントを掲載している。（翻訳?編集/AN）