2011年10月10日、米國営放送のボイス?オブ?アメリカ（VOA）の中國語版ニュースサイトは、急速に都市化が進(jìn)む中國について「今後10年以內(nèi)に1億人を超える農(nóng)村人口が都市部に移り住む」という中國政府の公式見解を伝えた。

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中國國家人口と計(jì)畫生育委員會(huì)が作成した「中國流動(dòng)人口発展報(bào)告2011」によると、今後10年以內(nèi)に環(huán)渤海エリアや長江デルタ、珠江デルタの3大都市圏に4000萬人以上の農(nóng)村人口が流入。さらにハルピンや大慶、長春や吉林などの18都市に7000萬人以上、約1000カ所の地方都市に3000萬人以上の農(nóng)民が移り住むことになる。

1978年には1億7200萬人（総人口の18％）だった都市人口は2010年には6億6000萬人（同48．6％）に増加。2020年には8億人に達(dá)すると推測(cè)されている。だが、都市部に流れ込む大量の農(nóng)村人口は社會(huì)経済の発展に深刻な影響をもたらす。都市部で暮らす農(nóng)民たちは都市住民から「二等公民」として差別され、「きつい」「汚い」「危険な」労働を強(qiáng)いられている。

さらに戸口（フーコウ；中國の戸籍）が農(nóng)村の彼らは、都市住民と同様の社會(huì)保障や福祉のサービスを受けることができない。「農(nóng)二代」と呼ばれる出稼ぎ農(nóng)民の子供たちも農(nóng)村戸口であるため、必要な醫(yī)療や教育を受けられず大きな問題になっている。だが、都市で生まれ育った「農(nóng)二代」の権利意識(shí)は親のそれよりも數(shù)段高い。

地方政府はこうした出稼ぎ農(nóng)民の実態(tài)をあえて無視してきたが、彼らが抱き続けている社會(huì)への不満はいつか爆発する。これ以上衝突事件が発生しないように、地方政府は本腰を入れて問題解決に取り組むべきだ。（翻訳?編集/本郷）