2011年10月、中國(guó)內(nèi)陸の甘粛省。降水量が少ない乾燥した土地柄だけに、じゃがいもの名産地となっているが、逆を返せば、じゃがいも以外の作物に頼ることはできないというのがこの土地の現(xiàn)実だ。多くの農(nóng)民の唯一の収入源となっているじゃがいもだが、今年は豊作のために価格割れ。通常の半値ほどの値段にまで暴落し、おまけに大量に売れ殘ってしまっているという。これでは、この先1年の生活が立ち行かなくなってしまう。そこで古浪県に住む農(nóng)民の周俊山(ジョウ?ジュンシャン)さんは、全國(guó)にじゃがいもを売り出すある手段を思いついた。

【その他の寫(xiě)真】

貧しい農(nóng)村に似つかわしくないその方法とは？なんと、簡(jiǎn)易投稿サイト(中國(guó)版ツイッター「新浪微博」)で買(mǎi)い手を募ったのである。攜帯電話(huà)を手慣れた手つきで操り、周さんが3回のつぶやきを放ったのはおよそ2週間前。彼の投稿はあっという間に5萬(wàn)件もリツイートされることになった。中には「テレビでしか見(jiàn)たことのないような人(本人談)」までがリツイートしたという。

とりあえず、省都の蘭州市からじゃがいもの買(mǎi)い手がついたという。まずは5トンを売りさばいた。周さんのニュースは國(guó)営テレビ局?中國(guó)中央電視臺(tái)(CCTV)でも「じゃがいもの物語(yǔ)」として取り上げられ、徐々に話(huà)題性が広がっている。

周さんは「今年、じゃがいもをうまく売ることができたら、古浪県産のじゃがいもをブランドとして売り出したい」と、夢(mèng)を膨らませている。(翻訳?編集/愛(ài)玉)