2011年10月19日、「抗生物質(zhì)に代表される抗菌薬の濫用は、わが國の醫(yī)療業(yè)界の突出した問題である。世界で最も抗生物質(zhì)の濫用率が高いわが國では、1人當(dāng)たり年間平均8瓶もの抗生物質(zhì)を點滴で投與されている」―中國衛(wèi)生部薬政局の姚建紅(ヤオ?ジエンホン)副局長がこう語り、「抗生物質(zhì)が現(xiàn)代中國人を滅ぼす」と憂慮している。光明日報の報道。

【その他の寫真】

中國衛(wèi)生部の関連委員會が2007年に行った調(diào)査では、中國國內(nèi)で使用される抗生物質(zhì)は年間18萬トン(醫(yī)療用?農(nóng)業(yè)用を含む)。國民1人當(dāng)たり平均138gという量は、米國の10倍に相當(dāng)する。上海交通大學(xué)醫(yī)學(xué)院付屬瑞金醫(yī)院の朱正綱(ジュー?ジョンガン)院長は、「漁業(yè)や畜産業(yè)において、飼育している魚?家畜の感染癥予防を目的として飼料に抗生物質(zhì)を混ぜることが常態(tài)化している。その結(jié)果、薬物耐性を持った細菌が急速に増加する」と発言しているが、これは醫(yī)療現(xiàn)場でも同様で、院內(nèi)感染の予防などに、本來は不必要な抗菌薬の投與が広く行われているという。

こうした“予防目的”の投與以外に、利益優(yōu)先主義の醫(yī)療も抗生物質(zhì)の過剰使用に拍車をかけている。ある製薬會社の幹部は、「抗生物質(zhì)の使用狀況は確かに深刻」と証言する。多くの醫(yī)者が利益を追究するあまり、不必要と知りながら処方することは、業(yè)界內(nèi)の暗黙の了解になっているという。(翻訳?編集/愛玉)