2011年10月18日、タイの英字紙、バンコク?ポスト（電子版）は「Hydro（水利）コントロールは中國を恐ろしいhydra（ヒュドラー?ギリシャ神話の怪物）に変える？」というタイトルで、中國の水利外交戦略が近隣諸國に與える危険性についての記事を掲載した。20日付で環(huán)球時報が伝えた。

【その他の寫真】

中國は國際河川の水源と流れを制御するという、非常に難しい課題に取り組んでいる。中國は世界一のダム國であり、全世界に約5萬基といわれる大型ダムの半數(shù)以上を所有。新中國成立後、アジアの水利地図は大きく変わったが、重要な國際河川の水源地の多くが中國と関わりがある。たとえば世界最大の淡水資源を擁する青海チベット（青蔵）高原は中國や南アジア、東南アジアの血脈ともいえる大河の水源地だ。しかし中國は下流域の國家に対して冷淡な態(tài)度をとり、これら水資源の共同管理や開発利用の協(xié)議を拒み続けている。

さらに中國の大型ダム建設(shè)ブームが國內(nèi)から國外に移行してからは、近隣諸國との水資源をめぐる爭いは激化の一途をたどっている。世界の水力発電設(shè)備市場を獨(dú)占する立場から、中國が世界最大の海外ダム建設(shè)國家になる日も近い。水資源をめぐって緊張狀態(tài)にあるパキスタンのカシミール地方やミャンマーのカチン州やシャン州までもが中國のダム建設(shè)予定地になるだろう。アジアの平和と安定のために、中國は現(xiàn)在の水利政策を改めるべきだ。さもなければ、中國はアジアの「給水栓の管理人」として、近隣諸國から大量の金銭をせしめることになる。（翻訳?編集/本郷）