2011年10月24日、中國(guó)國(guó)営テレビ局?中央電視臺(tái)（CCTV）の報(bào)道によると、華北地區(qū)での過(guò)剰な地下水採(cǎi)取により、華北平原が大面積の地盤(pán)沈下を起こしているという。広州日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

河北省滄州市人民醫(yī)院は2年前までは3階建ての婦人科病棟があったが、地盤(pán)沈下によって本來(lái)の1階部分が“地下室”となり、“2階建て”になってしまった。2009年、この病棟はやむなく解體?建て直しすることになり、その跡地には噴水が作られている。

滄州市中心部の地盤(pán)沈下の狀況は顕著で、沈下前後の狀態(tài)が目視できる場(chǎng)所ではで地面が2段になり、約30cmもの段差がある。中國(guó)地質(zhì)環(huán)境監(jiān)測(cè)院調(diào)査?科學(xué)技術(shù)外事処の呉愛(ài)民（ウー?アイミン）処長(zhǎng)によると、1970年代から現(xiàn)在までに滄州市の地盤(pán)は約2．4m沈下したという。しかし、滄州市の例は特殊ではない。華北平原では、地盤(pán)沈下が2mを超える地域がすでに6萬(wàn)平方メートル余りに達(dá)し、その面積は平原全體のほぼ半分を占める。特に北京市や天津市等では深刻な狀況であり、この主な原因の一つが、過(guò)剰な地下水源の採(cǎi)取である。

呉処長(zhǎng)は「華北平原の地下水の採(cǎi)取量は、同地區(qū)の水供給量全體の75?80％を占めている」と述べた。その採(cǎi)取量はすでに1000億立方メートル余りを超え、もし、自然の循環(huán)に任せて地下水を補(bǔ)おうとすれば、少なくとも數(shù)萬(wàn)年はかかる。

呉処長(zhǎng)はさらに、地盤(pán)沈下のさらなる進(jìn)行によって、北京―上海間を結(jié)ぶ京滬高速鉄道や南水北調(diào)プロジェクト（中國(guó)南部の水を北部に送り慢性的な水不足を解消するプロジェクト）の安全面の影響を懸念している。（翻訳?編集/若林亜希）