2011年10月22日、韓國紙?毎日経済新聞が中國の大學(xué)ランキングについて報じた。中國には09年末までで2305校の大學(xué)があり、在校生は2000萬人を超えている。ランキング好きな中國人は大學(xué)についてもレベルの高さ、米國で博士號を取得した人數(shù)など様々な基準(zhǔn)でランク付けしているが、これにより物議を醸すものも少なくない。27日付で環(huán)球時報が伝えた。

【その他の寫真】

金銭的に評価したランキングで最も穏やかなものは、校営企業(yè)（大學(xué)が自ら設(shè)立した企業(yè)）での利益ランキングである。09年は北京大學(xué)が27億元（約324億円）でトップ。次に清華大學(xué)、中國石油大學(xué)、東北大學(xué)と続く。大學(xué)が持つ特許を利用しベンチャー企業(yè)を立ち上げ、売上増に力を入れる。これこそまさに中國式の資本主義の表れである。

格付け企業(yè)がさらに、6月に「中國の大學(xué)卒業(yè)生の給與ランキング」を行ったところによると、中國音楽學(xué)院の卒業(yè)生の月給が6000元（約7萬2000円）とトップで、清華大學(xué)、天津醫(yī)科大學(xué)が僅差で続いた。また、専攻科目による給與ランキングでは、経済?商學(xué)部とIT関連の専攻が約4000元（約4萬8000円）でトップに並び、外國語學(xué)部のドイツ語?フランス語専攻や建築學(xué)部の給與も比較的高かった。醫(yī)學(xué)系専攻の給與は低いところが韓國とは異なる。

このほか、億萬長者輩出ランキングも注目を集めた。1999年から現(xiàn)在までで、北京大學(xué)出身の富豪が最も多い。同大學(xué)の擔(dān)當(dāng)者が記者會見上でこれを得意げに語っていたのが印象的だ。

金銭的要素が過度に大學(xué)ランキングに介入してくるというのは、學(xué)問の殿堂であるという大學(xué)本來の意義を失いつつあるのではないかと思わざるを得ない。しかし別の角度から見ると、中國の學(xué)生は大學(xué)の門をくぐった時から金銭至上の理念を叩き込まれ、自ずと起業(yè)に興味を持ち、これは社會にとっては良いことだ。中國は資本主義國ではないが、ビジネス面で大きな潛在力を持ち合わせているのは、大學(xué)ランキングから徹底的にビジネス方式を採用しているからかもしれない。（翻訳?編集/中原）