2011年10月31日、アルジャジーラ（電子版）に「中國と米國、食い違う路線図」という論説が掲載された。米國政府は密やかに中國政府に接近し、最終的には全力で照準(zhǔn)を合わせ中國を究極の敵として、ペンタゴンの活性剤としようとしているのではないかという研究者の憶測(cè)が消えない。4日付、環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

21世紀(jì)の米國と中國の戦いを將棋とすれば、イラクとアフガニスタンは「歩兵駒」のようなものだ。「アラブの春」が勃発してから、新保守主義が宣揚(yáng)してきた「文明の衝突」は過去のものになった感が否めない。記事では、中國國務(wù)院新聞弁公室発表の白書「中國の平和的発展の道」と米國のヒラリー?クリントン國務(wù)長官の「米國の太平洋の世紀(jì)」で米國と中國の政府の未來図を比較している。

中國発表の白書は、歐米に中國の発展モデルである「中國の特色ある社會(huì)主義」を説明している。ここから中國政府の3つの関心事が読み取れる。1、硬直化した冷戦的思考が歐米にものを見えなくさせている。2、歐米と貿(mào)易戦爭(zhēng)が始まる恐れがある。3、中國で経済的に大きく成功した外國人に中國での內(nèi)亂を挑発させてはならないー。ここから中國が最も重點(diǎn)を置くのは國內(nèi)情勢(shì)の安定であることが分かる。問題は、歐米諸國が共鳴するか否かだ。

クリントン國務(wù)長官は文中で「21世紀(jì)も米國は主導(dǎo)的立場(chǎng)であり続ける」と強(qiáng)調(diào)している?！福讎┤毡尽㈨n國、オーストラリア、フィリピン、タイのそれぞれと結(jié)んだ條約に基づく同盟は、米國のアジア太平洋地域への戦略的方向転換の支點(diǎn)である」という言葉で中國政府を不安にさせる。

中國政府は平和の意思を表明しているが、アフリカで貿(mào)易、ビジネス提攜が米國國防省の主導(dǎo)する軍事行動(dòng)で破壊されるのを目の當(dāng)たりにしていることから、今後どのような結(jié)論が導(dǎo)かれるかは明らかだ。（翻訳?編集/渡邊英子）