2011年11月2日、英紙ガーディアン(電子版)は、「中國、性別の大危機(jī)」と題した記事を掲載。人口の男女比率に大きな偏りがある中國で、これを本來の數(shù)値に引き戻す計(jì)畫が掲げられたと報(bào)じた。中國では、主に農(nóng)村における男尊女卑の伝統(tǒng)的観念などが原因でこうした現(xiàn)象が起きているが、政府は2016年までに男女比率を112対100、あるいは113対100まで引き下げる計(jì)畫。6日付で中國?環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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中國で男女比率の偏りが解消された好例の1つに、浙江?。凵絹\］州市のケースがある。同市では、80年代の男女比率が129対100だったが、96年には109．5対100まで改善し、現(xiàn)在は正常な水準(zhǔn)を維持している。

偏りが解消された主因は、経済の発展にともなう工業(yè)化。同市に続々と工場が建設(shè)されて大量の就業(yè)機(jī)會(huì)が生まれ、こうした工場側(cè)が、作業(yè)が細(xì)やかで安定している女性工員を男性よりも好んで採用した。また、農(nóng)家の土地が減少するとともに、農(nóng)業(yè)の機(jī)械化が進(jìn)んで力仕事が減り、さらに、都市化の進(jìn)展などによって農(nóng)民の男尊女卑の観念に変化が出てきたことなどが挙げられている。

米カリフォルニア大學(xué)ロサンゼルス校中國研究センターの閻雲(yún)翔（イエン?ユンシアン）主任は「男の子と女の子を同等に考える現(xiàn)象が徐々に増加している。息子を持つということは、子の結(jié)婚に際して貯蓄や新居購入が必要になることを意味しており、逆に娘を持てば経済的な恩恵を受けることになる」と話す。

韓國の例も參考になる。90年代の韓國は男女比率に深刻な偏りのある國家だったが、2007年以降正常なレベルに戻った。専門家は、婚姻法の改正や女性の就業(yè)機(jī)會(huì)の増加、都市化レベルの向上などを原因に挙げている。

一方、世界銀行の関係者は「中國の男尊女卑の観念は徐々に弱まっている。しかし、韓國のような大幅な改善の希望を持つべきではない。韓國は小さな國家であり、新しい観念がすぐに全國に広まるが、中國のように巨大で、內(nèi)部の差が大きい國家では、かなり長い期間を経てようやく効果が現(xiàn)れることになるだろう」と予想している。（翻訳?編集/HA）