2011年11月8日、英紙フィナンシャル?タイムズに「中國(guó)の工場(chǎng)が海外の安い労働力に著目」と題した記事が掲載された。12日、環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

今年秋、香港のある靴會(huì)社の梁社長(zhǎng)は初めてバングラデシュのダッカとエチオピアのアディスアベバを訪れた?，F(xiàn)在、中國(guó)広東省東莞市にある工場(chǎng)の移転先を探しているのだ。探索の範(fàn)囲は広げたものの満足できる結(jié)果は得られていない。工場(chǎng)移転の必要性は日増しに明確になっている。コスト上昇と人民元高の圧力で、この東莞市の工場(chǎng)では従業(yè)員を3年間で8000人から3000人にまで減らした。バングラデシュの人件費(fèi)は中國(guó)の20％から30％で、しかも週48時(shí)間労働が許されている。中國(guó)では法律で40時(shí)間と定められている。

非常に有利な話だが、梁社長(zhǎng)はあまり楽観的でない。バングラデシュは交通集中による渋滯がひどく、電力供給も不安定で、工場(chǎng)內(nèi)に発電機(jī)を設(shè)置する必要がある。物流の問題も効率に大きく影響する。ダッカの後、訪れたアディスアベバでは、人件費(fèi)はダッカよりも安いが、インフラを整えるのが難しい。生産基地を中國(guó)からどこへ移すべきか。ベトナムなどを選んで移転する工場(chǎng)は多いが、材料の供給網(wǎng)、作業(yè)員の効率、文化の違う作業(yè)員の管理などの問題があり、最終的に中國(guó)國(guó)內(nèi)に殘ることにしたという。

北京に拠點(diǎn)を置く経済研究機(jī)関ドラゴノミクス（Dragonomics）によれば、紡績(jī)、アパレル、玩具などの労働密集型産業(yè)が東南アジアに次々移転していると報(bào)道されているが、中國(guó)の製造業(yè)は10?20％の値上げにとどまっている。これはすでに一部値決め権を得たことを意味している。クレディ?スイスのエコノミスト?董濤（ドン?タオ）氏によれば、原因は単純で、その他のどの発展途上國(guó)も中國(guó)の効率には半分も及ばないためだという。中國(guó)は、労働力、生産性、港灣?道路などのインフラなどのさまざまな要素を総合すると、他に換える場(chǎng)所は見つからない。中國(guó)が発展によりこうした長(zhǎng)所を放棄すれば、次の「中國(guó)」が出現(xiàn)する可能性はある。（翻訳?編集/渡邊英子）