固體燃料ロケット「長(zhǎng)征11號(hào)」、1回の打ち上げで國(guó)內(nèi)外の商業(yè)衛(wèi)星6基を軌道に投入―中國(guó)メディア

Record China    2018年1月20日(土) 13時(shí)20分

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中國(guó)は19日、酒泉衛(wèi)星発射センターで打ち上げられた固體燃料ロケットの長(zhǎng)征11號(hào)により、商業(yè)衛(wèi)星6基の軌道への投入に成功した。寫(xiě)真は酒泉衛(wèi)星発射センター。

中國(guó)新聞社など中國(guó)メディアは19日、同日午後0時(shí)12分(日本時(shí)間同日午後1時(shí)12分)に內(nèi)モンゴル自治區(qū)にある酒泉衛(wèi)星発射センターで打ち上げられた固體燃料ロケットの長(zhǎng)征11號(hào)が、商業(yè)衛(wèi)星6基の軌道への投入に成功したと伝えた。

長(zhǎng)征11號(hào)は19日の打ち上げで、商用リモートセンシング衛(wèi)星の吉林1號(hào)視頻06と同07、さらに小型衛(wèi)星4基の軌道への投入に成功した。リモートセンシングとは土地利用の狀況などを調(diào)査することで、中國(guó)は早くから技術(shù)開(kāi)発を進(jìn)め國(guó)際的にも一流のレベルだ。また、小型衛(wèi)星には、カナダの衛(wèi)星1基も含まれる。

長(zhǎng)征11號(hào)は全長(zhǎng)20.8メートル、直徑2メートル、重さ58トンの4段ロケットで、低軌道には700キログラム、高度700キロメートルの太陽(yáng)同期軌道には400キログラムの衛(wèi)星の打ち上げが可能。これまで2015年9月、16年11月に打ち上げられており、いずれも複數(shù)の衛(wèi)星の軌道への投入に成功した。

打ち上げまでの期間が短縮されたのも長(zhǎng)征11號(hào)の特徴。液體燃料ロケットならば準(zhǔn)備期間に數(shù)カ月が必要だが、長(zhǎng)征11號(hào)の場(chǎng)合最短で24時(shí)間內(nèi)に打ち上げが可能という。ただ、現(xiàn)在は発射準(zhǔn)備に90日をかけている。

また、打ち上げ費(fèi)用も衛(wèi)星1キログラム當(dāng)たり1萬(wàn)米ドル(約110萬(wàn)円)以下。さらに海上からの打ち上げも可能という。中國(guó)新聞社は長(zhǎng)征11號(hào)について、衛(wèi)星打ち上げビジネスにおいて大きな優(yōu)位性を持っていると期待を示した。

固體燃料ロケットの分野では、日本も18日に、イプシロン3號(hào)機(jī)の打ち上げに成功し、高性能小型観測(cè)衛(wèi)星「ASNARO(アスナロ)2」の軌道投入に成功した。イプシロンは2013年の1號(hào)、16年の2號(hào)の打ち上げにも成功している。

イプシロン3號(hào)の打ち上げ費(fèi)用は約45億円だった。アスナロ2は重さ570キログラムなので、1キログラム當(dāng)たりの打ち上げ費(fèi)用に約790萬(wàn)円を要したことになる。宇宙航空研究開(kāi)発機(jī)構(gòu)(JAXA)や打ち上げ事業(yè)を委託された三菱重工業(yè)はイプシロンの打ち上げ費(fèi)用を、現(xiàn)在の3分の2の30億円程度に抑えることを目指している。

なお、長(zhǎng)征11號(hào)を打ち上げた酒泉衛(wèi)星発射センターの所在地は內(nèi)モンゴル自治區(qū)最西部のアルシャー盟だが、施設(shè)名には最寄りの都市である甘粛省酒泉市の名を用いている。(翻訳?編集/如月隼人

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