2011年11月14日、米華字紙?僑報(bào)は「中國(guó)が入っていないTPPは誰(shuí)を飾り物にした？」と題した記事を掲載した。シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)が伝えた。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

「21世紀(jì)は米國(guó)にとってアジア太平洋の世紀(jì)になる」。クリントン米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官は10日、アジア太平洋経済協(xié)力會(huì)議（APEC）でこう宣言した。だが、米國(guó)はこの「緊密に連攜し合う経済枠組み」の會(huì)議の場(chǎng)で、あろうことか中國(guó)が參加しない環(huán)太平洋経済連攜協(xié)定（TPP）を積極的に推し進(jìn)めようとした。一體どういうつもりなのか？

TPPは2005年にシンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの4カ國(guó)で調(diào)印した多國(guó)間の自由貿(mào)易協(xié)定で、當(dāng)初はあまり注目されていなかった。それがオバマ政権発足後、「アジア回帰」を宣言した米國(guó)が2009年から交渉に參加。これを機(jī)に參加表明國(guó)は一気に5カ國(guó)増えて9カ國(guó)に。交渉參加を表明したばかりの日本を入れると世界経済の35．5％を占める世界最大の自由貿(mào)易區(qū)となる。

ところが、世界で最も経済成長(zhǎng)が速い國(guó)の一つである中國(guó)は排除された。中國(guó)商務(wù)部の兪建華（ユー?ジエンホア）次官補(bǔ)も「中國(guó)はいまだにどの國(guó)からも招待されていない」と述べている。だが、実はTPPを細(xì)かく見(jiàn)ていくと、中國(guó)を外す意図があることが良く分かる?！腑h(huán)境関連製品の関稅引き下げ」も「単位GDP當(dāng)たりエネルギー消費(fèi)量の削減」も「國(guó)有企業(yè)と民営企業(yè)の公正な競(jìng)爭(zhēng)」もすべて中國(guó)に対抗するためのものだ。

実は米國(guó)が2009年にTPPへの參加表明をした時(shí)から「中國(guó)外し」と見(jiàn)る向きが多かった。日増しに強(qiáng)大化する中國(guó)に対し、米國(guó)は政治、軍事、外交のほか地域の経済枠組みまで使い、その発展を妨げようとしている。TPPは米國(guó)にとってアジア回帰のための道具と言っても過(guò)言ではないだろう。

米國(guó)がアジア太平洋地域の成長(zhǎng)の恩恵を受け、自由貿(mào)易區(qū)を建設(shè)したいのなら、APECを分裂させるようなことをすべきではない。クリントン長(zhǎng)官も10日、世界経済の成長(zhǎng)や平和の維持に米中の協(xié)力は不可欠だと言っていたではないか。中國(guó)が入っていないTPPなど何の意味もない。米中が手を攜えることが雙方の利益につながる唯一の道なのである。（翻訳?編集/NN）