2018年1月21日、中國メディアの瞭望東方週刊が、なぜ日本の若者は起業(yè)したがらないのかについて分析する記事を掲載した。

記事は、北京の中関村創(chuàng)業(yè)大街では、30歳前後の若者がカフェなどで投資者と熱心に話し合っている様子がよく見られ、「起業(yè)パートナー募集」の広告もよく見かけるほど、起業(yè)の熱気に満ちていると紹介。しかし、日本ではこのような起業(yè)精神があまり見られないのだという。

大學で講演などをよく行う日本の企業(yè)家の話によると、有名大學の卒業(yè)生の多くが、政府機関や地方政府で働くことを希望するという。特に地方公務員は、給料はそれほど高くないものの、出張が少なく、仕事は安定しており、退職後の待遇も通常は企業(yè)より良いからだ。

そして、日本では起業(yè)のための土臺や政府による政策のサポートがあり、稅制面での優(yōu)遇や関係する法律が整備されているにもかかわらず、起業(yè)を望む若者はむしろ減ってきていると記事は指摘した。

その理由について記事は、最近の日本の若者は、「いい企業(yè)に就職し、まずまずの給料をもらい、シンプルな生活を送ること」が人生プランとなっており、苦労して仕事をして人生をより豊かなものにするという価値観ではなくなっていると分析?！袱蓼筏皮浈讥恧槠饦I(yè)しようとする人はほとんどいないのだ」と論じた。

そして、「多くの日本の若者が人生に『小さな幸せ』があれば満足し、いい大學に入って有名企業(yè)に就職し、仕事が安定していればそれでよく、物質(zhì)的な欲望や抜きんでようという気持ちがない」と分析した。

記事は、「経済が成熟段階に達すると自然に起きる現(xiàn)象なのだろうか」と問い掛け、「國內(nèi)総生産（GDP）の成長率がこの20年間、1％前後でしかない狀況では、起業(yè)リスクを回避して、安定した生活を送りたいと多くの若者が考えるのも理解できる」と論じた。（翻訳?編集/山中）