2018年1月22日、中國(guó)メディアの経済參考報(bào)は、中國(guó)の鉄道建設(shè)大手、中國(guó)中鉄の傘下の中鉄建工集団有限公司が、國(guó)家機(jī)関の印章を偽造するなどして南京市の建設(shè)プロジェクトの入札資格を不正に獲得し、7億元（約121億円）を超えるプロジェクトを落札した疑いがあると報(bào)じている。

記事によると、中鉄建工が入札に參加したのは、南京市江北新區(qū)の「揚(yáng)子科創(chuàng)中心」の第3期建設(shè)プロジェクト。建築面積は10萬平方メートル、投資額は7億4500萬元（約128億円）。

南京公共資源交易中心が昨年8月10日に公表した情報(bào)によると、同プロジェクトは東南大學(xué)建築設(shè)計(jì)院、中鉄建工、亜廈裝飾公司による連合體が落札した。

落札結(jié)果公表後、ある関係者から、経済參考報(bào)の記者宛に、中鉄建工が入札過程において、國(guó)家機(jī)関の印章の偽造や公文書?証明書の偽造?変造、虛偽の資料の提供、虛偽の「誠(chéng)信承諾」の発行などをしていたとする告発があった。

中鉄建工の入札書類に記されたプロジェクト業(yè)績(jī)のうち、2008年10月20日に落札した深セン市南山區(qū)の商業(yè)施設(shè)のプロジェクト責(zé)任者の変更に関する証明書が偽造されたものである疑いがあるという。

証明書は、「深セン市南山區(qū)建設(shè)局」が2016年7月12日付で発行したもの。だが「深セン市南山區(qū)建設(shè)局」は2011年5月に「深セン市南山區(qū)住房和建設(shè)局」に名稱変更されており、同局は「そのような証明書を発行したことはなく、落款印は明らかに偽造されたものだ」と答えている。

南京揚(yáng)子科創(chuàng)公司は取材に対し、この問題について調(diào)査を開始したことを明らかにした。

江蘇省の住宅建築や都市行政インフラ建設(shè)などの入札に関する規(guī)定によると、入札者が虛偽の資料などを提出した場(chǎng)合は、入札が無効となり、すでに落札された場(chǎng)合は、落札が無効となるという。（翻訳?編集/柳川）