2018年1月19日、獨(dú)経済紙ハンデルスブラットによると、大気汚染が深刻な中國でこのほど、巨大なビル型の「空気清浄塔」が登場し話題を呼んでいる。參考消息網(wǎng)が伝えた。

北京市では昨年10?12月、大気汚染の原因となる微粒子物質(zhì)の濃度が前年同期に比べて50％近く減少。汚染が深刻な中國東北部の多くの都市でも狀況が目に見えて改善された。ハンデルスブラットは「中國が初めて、環(huán)境保護(hù)が経済成長より重要だと示した」と報(bào)じた。

記事は、環(huán)境保護(hù)への取り組みについて「工場閉鎖による短期的な雇用不足、燃料供給停止により企業(yè)や店舗が受けるマイナス面があるが、中國政府は社會(huì)が受け入れられる方法によって環(huán)境保護(hù)を進(jìn)めようとしている」とし、「まず、必ず徹底しなければならない指導(dǎo)が『石炭などの化石燃料を暖房に使わない』ということだ」と伝えた。

また、新技術(shù)の導(dǎo)入も進(jìn)んでいる。それが「世界最大の空気清浄器」だ。記事によると、西安市では巨大なビル型の空気洗浄塔による浄化実験結(jié)果がこのほど発表された。ビル型清浄塔の底の部分に溫室に似たスペースを設(shè)け、汚れた空気をためる。さらに太陽光エネルギーで加熱することで、空気を上昇させてろ過する。きれいになった空気はビルの屋上部分から出ていく仕組みだ。電力は使わずに空気を浄化できるといい、稼働したところ10平方キロメートル內(nèi)の空気の質(zhì)が15％上昇したという。（翻訳?編集/大宮）