2011年11月23日、中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、姚勝旬（ヤオ?ションシュン）貴州大學(xué)日本研究所所長の寄稿記事「公務(wù)員の管理は日本が良い手本だ」を掲載した。以下はその內(nèi)容。

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筆者の友人が先日、日本の省庁を見學(xué)した。これら建物は東京の中心部にあるにもかかわらず、古めかしく內(nèi)部も薄暗かったそうだ。職員が使っている機(jī)も使い込まれたもので、とにかく「古い」というのが唯一の印象。これで風(fēng)格が保てるのか？

日本では行政機(jī)関の収支がすべて公開されており、透明化されている。日本國民は稅金の使い道が見られるだけでなく、無駄遣いの有無もチェックできる。道理で古くなった機(jī)でも使える限りは使い続けるというわけだ。そうでないと、納稅者が納得しないだろう。

クリーンな政治の実踐は今の中國社會(huì)で最も関心が高い問題である。先日、「県級(jí)以上の政府は定期的に『三公経費(fèi)』（海外出張費(fèi)、公用車経費(fèi)、接待費(fèi)）を報(bào)告すること」とする規(guī)定が公布されたが、國民は「どうせごまかしばかりだろう」とはなから信じていない。

どうすれば役人の腐敗を防げるのか。これは中國の歴史上、不変のテーマである。だが、他山の石を以（もっ）て玉を攻（おさ）むべしだ。日本は戦後、田中角栄、竹下登両元首相の汚職事件があったとはいえ、それ以外に大きな汚職はほとんどない。こうした経験はぜひ參考にすべきだろう。

1950年に公布された「國家公務(wù)員等の旅費(fèi)の支給に関する法律」は2007年11月までに17回も修正されている。これは総理大臣から一般職員まで適用される法律だ。國內(nèi)外の出張に際し、毎日の宿泊費(fèi)、食費(fèi)、交通費(fèi)等をすべて詳細(xì)に報(bào)告する。公務(wù)員の食事接待は1人5000円まで。これも日時(shí)や場(chǎng)所、人數(shù)、參加者名、金額まで詳細(xì)に報(bào)告することになっている。

ここまで徹底されていれば、公務(wù)員はごまかしようがない。中國でも「三公経費(fèi)」の透明化が求められているが、厳しい規(guī)定がないため、いくらでもごまかせる。節(jié)約意識(shí)など微塵もなく、年度末には「予算の使い切り」に奔走するという有様だ。中國も日本のように公務(wù)員の金の使い道に対する規(guī)定を厳しくし、透明性を高めるべきだろう。（翻訳?編集/NN）