2019年2月19日、北京商報は、上海ディズニーランドが抱える問題について分析する記事を掲載した。

記事はまず、「ディズニー2019年度第1四半期財務報告」を紹介。それによると、昨年12月29日までの時點で、第1四半期の売上高は153億ドル（約1兆6830億円）となり、前年同期とほぼ同じになったが、営業(yè)利益は8％減少して36億5500萬ドル（約4020億円）、純利益も37％減少して27億8800萬ドル（3066億円）になったという。

記事は、「ディズニーランドの中國地區(qū)のスポークスマンは業(yè)績悪化は否定したが、予想よりは低い業(yè)績であったことは認めた」と紹介。同スポークスマンによると、原因は「中國経済の成長鈍化と消費者情報の減少により、國內(nèi)旅行者の減少の影響を受けた」ことにあるという。

執(zhí)恵海外市場アナリストの李海強（リー?ハイチアン）氏は、「新年度の第1四半期に上海ディズニーランドは來場者の消費が増加したものの、來場者數(shù)は減少し、コストも増加したため、営業(yè)利益は減少した」と指摘。「財務報告書の表現(xiàn)からすると、過去3四半期の來場者數(shù)減少の問題は根本的に解決されていない」と論じた。

來場者數(shù)の減少について、観光業(yè)専門家の王興斌（ワン?シンビン）氏は、「上海ディズニーランドは、開業(yè)初期の新鮮さで客を呼び寄せる段階は終わったようだ。上海ディズニーランドに高い関心を寄せる人はすでに來園した」と分析?！付唐诘膜蕚幭陇菠湟护膜膜涡陇郡圣ⅴ去楗伐绁螭扦?、多くの人は訪れなくなっている」とした。

また、記事は業(yè)界內(nèi)では上海ディズニーランドには「2年生効果」という問題があるとの聲が出ているとも紹介。業(yè)界関係者は「これは開業(yè)2年目以降來場者が減少する問題のことで、主に開業(yè)前や開業(yè)直後は消費者の期待が高いため來場するが、1度體験するとその多くがリピート客とはならないことを指す。特に入園料や園內(nèi)の消費価格が高い上海ディズニーランドは、この問題に直面する」と語ったとのこと。

この問題に対し、上海ディズニーランドは、八つ目のエリア建設など拡張計畫を発表。昨年6月にオープンしたトイ?ストーリーランドで運営狀況は好転したものの、18年第4四半期には再び來園者が減少に転じたという。

王氏は、「上海ディズニーランドはまだ真の冬の時期を迎えてはいないが、19年後半は厳しい狀況になるだろう」と予測?！溉雸@料と園內(nèi)消費が高いため、短期的な割引では來園経験者を再び呼び込むことは難しく、さらに多くの新たなテーマパークが開園すると客が分散するだろう」と指摘している。さらに、「上海ディズニーランド內(nèi)の長すぎる待ち時間、ダフ屋の橫行、スタッフの態(tài)度と質(zhì)があまり良くないことなども、リピーターを減らす要因になっている」と指摘した。（翻訳?編集/山中）