2018年3月10日、中國が日本との競爭に勝って受注したインドネシアの高速鉄道建設(shè)が遅々として進(jìn)んでいない、と米華字メディアが伝えている。予定の2019年開業(yè)は絶望的とされ、中國を選んだインドネシアを皮肉った日本の漫畫家が謝罪に追い込まれるなど、日中の爭いは尾を引いている。

高速鉄道建設(shè)は15年7月にインドネシア政府が発表。首都ジャカルタと西ジャワ州のバンドン間約150キロを結(jié)ぶ計(jì)畫で、將來的にはインドネシア第二の都市である東ジャワ州スラバヤへの延伸が計(jì)畫されている。東南アジアで最初に開通する高速鉄道となる予定だ。

當(dāng)初は円借款による日本の新幹線方式の導(dǎo)入が有力だったが、借金を嫌うジョコ政権は15年9月、「財(cái)政負(fù)擔(dān)不要」という中國の提案を一転して採用。16年1月に盛大な起工式が行われた。

しかし、日本メディアの報(bào)道を引用した多維新聞によると、その後も一部で整地作業(yè)が続くだけで、中國側(cè)は「土地収用が終わらなければ資金は出せない」と言い張り、事業(yè)は立ち往生。當(dāng)初計(jì)畫の19年開業(yè)は絶望的で、同年の選挙までに完成させたいジョコ大統(tǒng)領(lǐng)にとって大きな誤算となり、今年1月、計(jì)畫の見直しが始められたという。

こうした中、中國共産黨中央委員會(huì)機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)は「中國企業(yè)が受注したインドネシア高速鉄道プロジェクトの停滯を風(fēng)刺する漫畫をSNSに掲載した日本人が、謝罪に追い込まれた」と報(bào)じた。

記事によると、漫畫の1枚目にはインドネシアが當(dāng)初日本との高速鉄道建設(shè)協(xié)力に賛同し、日本側(cè)が設(shè)計(jì)、分析データ報(bào)告を提出したところ、その內(nèi)容を見たインドネシア側(cè)が日本のライバルである中國に半額の値切りを要求。これが通って中國と契約を結(jié)んだことが描かれた。

2枚目では契約後、プロジェクトが進(jìn)まない中、大統(tǒng)領(lǐng)選挙が近づいたジョコ大統(tǒng)領(lǐng)が焦りを覚え、日本の安倍晉三首相にすがりついて助けを求める様子と、その周囲で怒りを覚えた日本國民が同大統(tǒng)領(lǐng)に石を投げつける様子が描かれている。

これに対し、インドネシアの國會(huì)議員らから、「実に非道徳的だ。インドネシア民族の尊厳を傷つけるものだ」などの批判が集中。漫畫家はツイッター上で「本當(dāng)に申し訳ない」などと謝罪のコメントを発表し、漫畫を削除した。

多維新聞は英紙フィナンシャル?タイムズなどが実施した調(diào)査で、中國が受注した18の海外高速鉄道プロジェクトのうち五つが中止になっていることにも言及?！钢袊?大発明の一つとされる高速鉄道の世界進(jìn)出は依然として平坦な道のりではない。國際市場から完全に受け入れられるために解決しなければならない問題が多くある」と指摘している。（編集/日向）