日本の若者が起業(yè)を望まないワケは?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2018年2月3日(土) 10時40分

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東京や日本の他の都市にも、起業(yè)インキュベーション事業(yè)や政府による支援政策などがあり、関連の稅収や雇用に関する法律も整っている。しかし、起業(yè)を望む日本の若者は減る一方だ。

春節(jié)(舊正月、今年は2月16日)を目前に控え、寒さの厳しい今も、北京?中関村の創(chuàng)業(yè)大街には熱気が漂っている。30歳前後の人たちが慌ただしく歩き回っており、喫茶店に入っては提攜パートナーや投資家と商談したりしている。また、喫茶店の宣伝ボードは「起業(yè)パートナー募集」と書かれた張り紙で埋め盡くされている。(文:陳言。瞭望東方周刊掲載)

それに対して、東京にいる筆者が、頻繁に大學に行って授業(yè)を行っている企業(yè)家の男性と若者の起業(yè)についての話をすると、彼は失望感を漂わせる。

彼によると、日本の名門大學を卒業(yè)した今の若者は、公務(wù)員、特に実家近くで地方公務(wù)員になることを望む。地方公務(wù)員の給料はそれほど高いとは言えず、出張も少ないものの、仕事は安定しており、実家に住み、そこで食事をしたりすることができる。そして、退職後の年金なども一般企業(yè)より多い。

東京や日本の他の都市にも、起業(yè)インキュベーション事業(yè)や政府による支援政策などがあり、関連の稅収や雇用に関する法律も整っている。しかし、起業(yè)を望む日本の若者は減る一方だ。

前出の男性は、「僕たちが若い時は、チャンスがあれば絶対に起業(yè)していた。不景気になると、企業(yè)はリストラを?qū)g施すると同時に、工場の機械などを安値で従業(yè)員に譲ってくれていた。注文さえ取れれば、リストラされても起業(yè)できた」と振り返る。

そのような「熱意」が當時、日本の経済を急成長させ、日本企業(yè)や日本経済の國際的地位が築かれていった。

今の日本の資本蓄積や技術(shù)レベル、國際的地位などは、この男性が起業(yè)した30年前とは比べ物にならないほど高い。それでも彼が大學で、「若者の心を打つ講義ができた」と思っても、學生の反応は非常に薄く、がっかりするという。

企業(yè)、できれば大企業(yè)に就職して、それなりの給料をもらい、シンプルな暮らしを維持できればそれでいいというのが、今の日本のほとんどの若者の人生プランだ。そのような若者は、京セラ?KDDIの創(chuàng)業(yè)者で「経営のカリスマ」と呼ばれる稲盛和夫氏が提唱するような、必死に仕事をすることで一層豊かな人生を送るという考えは持っておらず、ゼロからの起業(yè)などは頭の片隅にもない。

そして、それなりの大學に行き、安定した企業(yè)に就職し、小さくはあるが確固とした幸せがあればそれで良いと思っている。そこに、大きな物欲もなければ、誰よりも成功したいという野望もない。

経済が発展し成熟すると、自然とこのような現(xiàn)象が起きるのだろうか?確かに、ここ約20年、國內(nèi)総生産(GDP)の成長率が1%あたりをウロウロしており、高いリスクが伴う起業(yè)は避け、多くの人が歩んでいる安定した道を進みたいと若者が願うのも理解できないわけではない。

しかし、若者が起業(yè)に目をぎらつかせ、ここ數(shù)年2ケタのGDP成長率を保っている中國を、この男性は羨望の眼差しで見ている。彼は今の中國を、高度経済成長を?qū)g現(xiàn)した30年前の日本と重ねている。若者は意気込みとやる気にあふれており、起業(yè)し、成功を収めるには最も良い時代となっている。日本の黃金時代はすでに過去のものとなってしまったことは、中國の若者とは全く違う狀態(tài)の日本の若者の姿からはっきりとうかがえる。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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