2011年12月1日、上海市造船工程學會の張聖坤（ジャン?ションクン）理事長は、2012年の中國の造船業(yè)界の狀況について、世界的な景気悪化や造船能力の過剰などが原因で最も困難な時期を迎えると予測した。中國経営網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

中國の造船業(yè)界は今年に入ってからすでに深刻な不況に陥っている。中國船舶工業(yè)協(xié)會がこのほど発表した「2011年1?10月の全國船舶工業(yè)経済運行狀況」によると、中國造船業(yè)界の今年1?10月の新規(guī)受注量は前年同期比45．5％減の2975萬載貨重量トンだった。その中でも、10月の新規(guī)受注量はわずか73萬載貨重量トンで、今年最低の受注量を改めて更新した。

中國造船業(yè)界は10年、「造船総量」「新規(guī)受注量」「手持ち工事量」のすべての部門で世界一を誇り、それぞれ世界全體で43％、5％、41％のシェアを誇っていた。しかし、今年下半期は、技術力に勝る韓國に受注量で世界一の座を奪われ、韓國の受注量は中國を17％以上上回った。

こうした狀況に対し、張理事長は「中國の造船業(yè)界は著しい生産能力過剰の狀態(tài)にある。多くの企業(yè)が経営困難に陥り、統(tǒng)廃合や業(yè)界再編に直面している」と指摘する。金融危機や設備過剰などによる影響で、今年は世界の造船企業(yè)の3分の1が新規(guī)受注できず、中國の造船業(yè)界にも新規(guī)受注ゼロの企業(yè)が多かったという。中國工業(yè)情報化部の郭炎炎（グオ?イエンイエン）氏は「今後2?3年、中國國內(nèi)だけでなく、世界中で業(yè)界再編期に入る」と予測する。

一方で、中國政府は、業(yè)界再編への後押しなどによって、受注を付加価値の高い船舶へとシフトさせ、15年までに造船業(yè)界における世界のトップ10企業(yè)のうち中國企業(yè)が5社以上を占めることを目指すとしている。（翻訳?編集/HA）