2011年12月7日、華字紙?日本新華僑報の蔣豊（ジアン?フォン）編集長は「日本は女性に『天の半分』を支えてもらうことが急務ではないのか？」と題した記事を中國のブログサイトに発表した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

世界有數(shù)の「男尊女卑」の國?日本が深刻な高齢化に伴い、ついに「男の沽券（こけん）」など構(gòu)っていられなくなったようだ。政府が「専業(yè)主婦」のイメージが強い日本の女性たちを積極的に家庭の外に出し、「天の半分」を支えてもらう意向を示し始めたのである。

財務省所管の金融機関?日本政策投資銀行が先日、女性の起業(yè)家を支援するため、事業(yè)計畫のコンペを?qū)g施することを発表した。優(yōu)勝者には奨勵金1000萬円が贈られる。日本では2月現(xiàn)在、ナスダックを含む株式市場で女性を法人代表としている企業(yè)はわずか31社。女性の起業(yè)がいかに難しいかがよく分かる。

世の男性にとって「日本女性をめとる」ことは人生最大の幸せの1つだと言われてきた。だが、現(xiàn)代の日本女性はもはや家で旦那様に仕えるだけの毎日では満足しない。ところが、仕事をしたいと思っている女性の約半數(shù)が半ば強制的に専業(yè)主婦をさせられている。なぜ、そうなるのか？根強く殘る男尊女卑が女性の社會進出を阻んでいるのである。

米シンクタンクのレポートによると、日本の大卒者の半分は女性が占める。67％が仕事をしているが、大部分はいわゆる「パートさん」だ。米國女性の専業(yè)主婦になりたい割合はわずか31％だが、日本女性は74％。米國女性は「子どもの世話のため」に専業(yè)主婦になるが、日本女性は「どうせ大事な仕事をさせてもらえないから」。他の先進國と比べ、この割合は圧倒的に多い。

だが、仕事を辭めた高等教育を受けた女性のうち、66％が「會社が働きやすい環(huán)境を作ってくれていれば辭めなかった」と回答している?！冈倬吐殹工我馑激?7％が持っているが、仕事が見つかった人はわずか43％。一方、米國女性は73％が再就職を果たしている。見事に職場復帰を果たした女性でも、44％が「給與が下がった」、40％が「以前より役職は下がった」と答えている。

日本は2050年には「生産年齢人口」（15?64歳）と「従屬人口」（14歳までの年少人口と65歳以上の老年人口の合計）がほぼ1対1の割合になると言われている。これにようやく國や企業(yè)が危機感を覚えたのか、最近は女性が働きやすい職場作りに積極的な企業(yè)が増えてきた。

だが、本當は切羽詰ってからではなく、常日頃から考えるべきだった。日本女性の就業(yè)率が80％になれば、新たに820萬人が働くことになり、GDPが15％上昇するという試算もある。まずは女性が働きやすい環(huán)境を整えることだ。そうすれば本當の意味で女性が「天の半分」を支える社會が実現(xiàn)するだろう。（翻訳?編集/NN）

●蔣豊(ジアン?フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に攜わる。1999年創(chuàng)刊で年間発行部數(shù)324萬部を誇る日本の中國語紙?日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。