2018年6月1日、米國(guó)と北朝鮮の首脳會(huì)談をめぐる安倍晉三首相の発言を韓國(guó)紙が「行ったり來(lái)たり」と皮肉っている。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が中止を打ち出した際は「支持」したものの、一転して會(huì)談の実現(xiàn)可能性が高まると「強(qiáng)く期待」に変わったと指摘。「日本外しに焦り」とも伝えている。

ハンギョレ新聞は米朝首脳會(huì)談に関する安倍首相の発言について「會(huì)談実現(xiàn)の展望に応じて波打ち続けている」と報(bào)道?！弗去楗螗状蠼y(tǒng)領(lǐng)の取り消し発表が出てきた直後の5月25日午前には、訪問(wèn)地であるロシアのサンクトペテルブルクで『トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の判斷を支持する』と述べた。しかし、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)がわずか數(shù)時(shí)間後に“取り消しを取り消し”する動(dòng)きを見(jiàn)せると、この日午後には『開(kāi)催は必須不可欠だ』との立場(chǎng)を明らかにした」と紹介した。

さらに「28日の參院予算委員會(huì)ではトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)が6月12日に首脳會(huì)談開(kāi)催に向かいつつあるとの趣旨を明らかにしていて、米朝間で協(xié)議が進(jìn)行していることは知っている」と答弁したと指摘。「核?ミサイル、何よりも重要な日本人拉致問(wèn)題を進(jìn)展させるための機(jī)會(huì)にすることが重要だ。問(wèn)題解決に役立つ會(huì)談になるべく、首脳會(huì)談の実現(xiàn)を強(qiáng)く期待する」とも付け加えたとして、「會(huì)談に対する立場(chǎng)をはっきり肯定的に変えた」と説明した。

同紙は「日本政府は米朝首脳會(huì)談の開(kāi)催が3月に発表された後、繰り返し北朝鮮の核?ミサイルの『完全で検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)』とともに、北朝鮮の中短距離ミサイル廃棄、日本人拉致問(wèn)題も會(huì)談の議題に入れてほしいと要求してきた」と言及?！赴脖妒紫啶鲜酌棔?huì)談の開(kāi)催が今や“不可避”になったと見(jiàn)ると、それに基づいて日本の主張を貫徹しようとしているとみられる」としている。

一方、朝鮮日?qǐng)?bào)は「米朝首脳會(huì)談の開(kāi)催に向けた動(dòng)きが本格化する中、日本政府が韓半島（朝鮮半島）問(wèn)題での『ジャパン?パッシング（日本外し）』を避けるために慌ただしく動(dòng)いている」と報(bào)じた。安倍首相がカナダで開(kāi)かれる主要7カ國(guó)(G7)首脳會(huì)議出席に先立って、7日にワシントンでトランプ大統(tǒng)領(lǐng)との日米首脳會(huì)談を行うのも、こうした焦りが背景にあるとの見(jiàn)立てだ。

日本メディアによると、亀井靜香?元自民黨政調(diào)會(huì)長(zhǎng)と石原慎太郎?元東京都知事は5月29日、首相官邸を訪れ、安倍首相に「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)のポチみたいな扱いをされてはいかんぞ」と進(jìn)言した。これに対し、首相は「そんなことはありません」と応じたとされるが、このやりとりにも朝鮮半島情勢(shì)が揺れ動(dòng)く中、米國(guó)に従うしか選択肢がない日本の立ち位置が如実に示されている。（編集/日向）